私を助けてくれたのは学校でモテモテの王子様達でしたすとぷり (ページ32)

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盗聴器ページ32

ななもりside

ジェルくんの部屋は俺の隣だから一旦自分の部屋に荷物を置いてからジェルくんの部屋へと向かうことにした

ｺﾝｺﾝｺﾝ

ドアを3回ノックすると

ジェ「あれっ、なーくん。どーしたん？」

「ちょっと相談があってさ」

俺の顔を見て察してくれたのかジェルくんは、何も言わず部屋へと入れてくれた

そこから俺はひと通りと話した

ジェ「なるほどな、つまり黒美さんの家庭に何があるかを調べてほしい…これでいいん？」

と聞かれ少し大まかすぎるかもしれないが頷いた
すると予想外の答えが返ってきた

ジェ「単刀直入に言うけど

盗聴するのが1番手っ取り早いと思うで」

え？
盗聴？

「ジェルくん、それ犯罪じゃ…」

ジェ「なーくん何言うとんの！！コ〇ンの世界とかだったらバンバン盗聴しとるやん！！」

いや、もうあの世界は犯罪都市だから
盗聴しないと生きていけないみたいな感じだから(違います)

ジェ「それに1番事実を知れる方法でもあるで」

「うーん、ジェルくんがそこまで言うなら信じる
けど、盗聴器なんてどこで手に入れるの？」

と俺が言うとジェルくんは引き出しをあさり、何かを取りだした

ジェ「あった、あった！！これが1番小さい盗聴器や」

そう言い差し出したのはボタンのような形をしていた
なんでそんな盗聴器を持ってるのか気になったが、あえてスルーした

ジェ「あとは、これとアプリを繋げて、それを黒美さんのどこかにセットしたら完成や！！｣

なるほど、意外にシンプルなんだね