私を助けてくれたのは学校でモテモテの王子様達でしたすとぷり (ページ31)

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救いたいページ31

俺は彼女を救いたい
今の気持ちを表すのにピッタリな言葉だ

「俺は、君のことよく知らないし、特別な繋がりがある訳でもない
けど、俺は君を救いたいんだ」

そう言うと黒美さんは目を見開いて驚いていた

「だからさ、少しでもなにかあったら言ってよ。直ぐにとは出来ないかもしれないけど、絶対助けるからさ！！」

上手く伝わった…かな？
きっと、ここまで来れば今度こそ俺の仕事は十分だ

『ありがとうございます、時間があれなので失礼します』

Aside

たまたま図書館で会ったななもり先輩
何されると思いきや、困った時は頼ってくれ…だって

最初はくだらないなと思っていたけれど徐々に連れ、ななもり先輩の真剣な目のせいか、いつかは頼りたい
と思ってしまった

『ほんと、変な人』

そう思いながらも、また会えることを楽しみにしていた

ｶﾞﾁｬ

『ただいまーって言っても返ってこないか』

いつもの事なのになーって思っていても、あんなことを言われたせいか少し寂しくなる気もする

前にも話したと思うが母親とは離婚し、母はこの家に居ない
父が私をこの家に残したからだ

そのせいで母とは月一程度でしか会えないのである
母には心配をかけたくないため、虐待のことは話してない

けど、この際に話してみるのもアリなのかな…？

そんなこと考えながら私は洗濯をすることにしたのであった

莉犬side

な「ただいまー」

莉「あ、なーくんおかえり！！」

俺とさとみくんが帰ってきた1時間後になーくんが帰ってきた

な「莉犬くんただいまー、あれ？るぅとくんはまだ帰ってきてない感じ？」

莉「あーるぅとくんは今駅に居るって連絡きたからそろそろ帰ってくると思うよ」

そっか、と言いなーくんはソファーに座った
ソファーに座ったなーくんの顔は疲れきっていた

何かあったのだろうか…？
気になった俺は聞いてみた

な「実はさ、知り合い？の子の事で気になることがあるんだけど、まだなんの情報も掴めなくてさー」

はぁとため息を吐くなーくん
なにか俺に出来ないかな…うーん
あ、

「俺じゃないけど、ジェルくんかるぅとくん相談してみるのはどうかな？あの2人なら、なんか凄いこと知ってそうだし！！｣

俺が、なんも出来ないのは正直悔しいけどそっちの方が、きっとなんとかなるだろうし

な「ありがとう、莉犬くん！！早速相談してみるよ！！」

そう言いなーくんはジェルくんの部屋へと向かった