私を助けてくれたのは学校でモテモテの王子様達でしたすとぷり (ページ29)

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緑茶ページ29

Aside

ふおおおおお！！！
これが噂のタピオカ屋！！

莉「あはは、Aちゃん楽しそうだね」

『そういう、莉犬くんも楽しそうじゃん！！』

結局莉犬くんには敬語を外してもらい、お互いタメで話すことになった

零「え、今からこれに並ぶんですか…？」

店の方を見ると長い列ができている
これ、何時間待ちなんだろ…

さ「その事なら、心配しなくていいよ。時間を予約してもらってるから」

え、何そのシステム
ブラックカードでも使ったんですか…？

さ「だから、メニューだけ決めてあとは、専用の列に並ぶだけ」

何そのディ〇ニーのファストパスみたいなシステム
すげぇな、おい

と思いながらも私達は大きく表示されてあるメニュー表を眺めることにした

そこには50種類以上のメニューがあってどれも美味しそうだ

でも、やっぱりここはアレでしょう

さ「皆メニュー決まった？」

零「私レモンサイダーで」

莉「俺はチョコミルク！！」

莉犬くん可愛いかよ
何、チョコミルクって
選ぶの可愛いかよ

さ「OK、黒美さんは？」

『私は

アイスの緑茶で！！』

とドヤ顔で返したら何故か全員引いていた

零「え、A。タピオカ飲みに来たんだよね…？」

『当たり前じゃん、何言ってるの？』

と真顔で返すと桃崎先輩が笑いだし、そのまま買い出しに行った

私は桃崎先輩がどうして笑ったのか知りたくて莉犬くんに聞くことにした

莉「緑茶にタピオカ入れるのAちゃんだけだと思う」

と苦笑いして返された

えぇ、美味しいのに
皆、人生の1割損してるよ？

さ「はー笑い疲れた｣

そこへ桃崎先輩が帰ってきて、手には4つのタピオカがあった
やば、美味しそう

それぞれ自分のタピオカを取って飲むことにした

『んー美味』

緑茶のほろ苦さとタピオカの微かな甘みが絶妙にあう

零「Aー、柳原さんのタピオカ少しあげるー」

『まじ？それじゃあ、少し貰うね』

零から貰ったレモンサイダーのタピオカは、スッキリしててとても飲みやすかった

零(あぁ、Aが可愛い)

隣で零が連写してることも知らずに私はタピオカの味を楽しんでいた

さ「はー美味かった」

莉「やっぱり、SNSの通りすっごく美味しかったね！！」

『ですね、また来たいです！！』

タピオカを飲み終わった私達は各自で解散することにした

零「柳原さんは帰るけどAはどうする？」

『私寄りたいお店あるから先帰っていいよ！』

と言うと零が「りょ、それじゃあ」と返ってきた