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-Aside-
『ずっと黙ってたんだけど…』
帰りの車で私は自分の仕事のこと
そしてもう時期東京に戻ることを話そうと思った。
▽
『私ね、小説家なの。』
りょう「うん、知ってた。」
『え！？』
りょう「たまたま母親から聞いて。笑」
りょうくんのお母さんの情報網って一体…
まあでも説明が省けたからいいか。
『スランプでお休みもらってたんだけど、最近調子戻ってきたから復帰する予定なの。』
りょう「じゃあ、東京戻っちゃうんだ。」
『うん…みんなにはりょうくんから伝えてくれる？』
律儀なりょうくんの事だから
自分で言いなよって言われると思ったけど案外そんなこともなく。
りょう「…いいの？」
『うん。』
りょう「分かった。見送りくらいはさせてね。」
『うん、ありがとう。』
多分色々と察してくれたんだろうな…
彼の優しさに甘えてしまう私は本当に狡い。
また一つ嫌われる面を思い出してしまった。
車を降りて部屋に戻ると堰を切ったように涙が溢れて
私は、あの日以来初めて嗚咽をあげて泣いた。
▽
『終わっ…た。』
時計は午前7時を示している。
いつの間に朝に…というかいつの間に年が明けたんだろう。
書ききった物語を読み返すこともなく送りつける。
本当は添削したい。
したいけど、するなと言われた手前出来ない。
先生がこれを確認するのは多分数日後だろう。
それまではゆっくり過ごそう…
私はベッドに身体を投げ、泥のように眠った。
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moone(プロフ) - めばるさん» ほんとですか！！嬉しいですっありがとうございます！！ (2018年12月6日 0時) (
レス) id: f2a764fa72 (このIDを非表示/違反報告)
めばる - すっごく面白くてサクサク読んじゃいました…！続きが楽しみです！ (2018年12月4日 10時) (レス) id: 9c14e4d140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moone | 作成日時：2018年11月24日 7時
