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-Aside-
『昔のこと思い出したら…きっと気が変わると思う。』
気づいた時にはもう声になってて…
当然後戻りも出来なくて…
『っ…ごめ…』
としみつ「おやすみ。」
咄嗟に出た謝罪の言葉を遮って彼は寝室に行ってしまった。
『っ…』
息の詰まるこの感じはこれで二度目。
思い出したことなんて関係なかったのに…
素直に嬉しいって、そう言えばよかっただけなのに…
後悔は後から後から押し寄せてくる。
『洗わなきゃ…』
手の中のすっかり冷えたマグカップをいつもより丁寧に洗って
私はリビングのソファに横になった。
▽
『寒…』
夜明け前の冷え込みがつま先から伝わる。
結局一睡も出来ずに朝が来てしまった。
今ここを出ても引っ越し先は開いてないし…
どうか起きないで、と願い続けて数時間
ようやく身支度を整えられる時間帯になった。
食欲がないから朝食はいいや。
物音をとにかく立てないよう注意して身支度を終わらせる。
開けっ放しは気が引けるけど
この建物なら部外者はそう簡単に入れないし…
起こす勇気もないし…
弱虫でヘタレな私はキッチンに鍵を置いて出た。
▽
新しい部屋で荷ほどきをしながら
そろそろ彼が起きたかもしれない…なんて考えたら
もう心臓が壊れそうなくらいに痛くなった。
『うー…』
一言連絡を入れるべき？
いや、一言って何を？何て連絡するの？
考えても考えても答えは出ない。
しばらくラインの画面とにらめっこしてると
突然着信画面に切り替わって
表示された名前は…
『りょう…くん？』
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moone(プロフ) - めばるさん» ほんとですか！！嬉しいですっありがとうございます！！ (2018年12月6日 0時) (
レス) id: f2a764fa72 (このIDを非表示/違反報告)
めばる - すっごく面白くてサクサク読んじゃいました…！続きが楽しみです！ (2018年12月4日 10時) (レス) id: 9c14e4d140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moone | 作成日時：2018年11月24日 7時
