▽2 ページ3
-Aside-
りょう「適当にくつろいでて？」
『う、うん…』
否が応でも思い出してしまう…
あの朝のことを…
▽
りょう「俺だって…男だよ？」
ベッドで半身起き上がってる私と
その横で私をじっと見据えるスウェット姿の幼馴染。
彼の指先は私の輪郭に触れている。
『え…っと…』
りょうくんは昔から他人より体温が高かった。
でも今は
りょうくんの指の温度が分からないくらい私の顔が熱い…
『っ…』
目線をどこに向けていいか分からず目を閉じた時
〜♪♪♪
『で、電話！！』
私の携帯にタイミング良く着信が入った。
電話の相手は…としみつくんだ。
『もしもし？』
としみつ「もしもし、急にごめん。ちょっと話してぇんだけど…
時間ある？」
『えっと…今？』
ちらりとりょうくんに目をやると変に目が合ってしまった。
りょう「としみつ？」
なんで分かったんだろう…
私は黙ったまま首を一回縦に振った。
『えっと、ちょっと待…』
としみつ「時間あるとき教えて？」
『あ、うん。』
そのまま電話は切れてしまった。
『なんだったのかな…』
りょう「後で会うし聞いとこうか？」
『うん、お願い。』
電話が切れた時には
私達の間の妙な緊張感は無くなっていた。
りょう「送ってくよ。」
『うん。何から何まで、ありがとね。』
りょう「今度何かおごってね 笑」
『何がいい？』
りょう「んー…考えとく 笑」
りょうくんはまた嬉しそうな、意地悪そうな…
まるで子供が悪巧みをしている時のような顔をしていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 334人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moone(プロフ) - めばるさん» ほんとですか！！嬉しいですっありがとうございます！！ (2018年12月6日 0時) (
レス) id: f2a764fa72 (このIDを非表示/違反報告)
めばる - すっごく面白くてサクサク読んじゃいました…！続きが楽しみです！ (2018年12月4日 10時) (レス) id: 9c14e4d140 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：moone | 作成日時：2018年11月24日 7時
