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眠り姫 2 ページ8

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その後も何度か試みた。

おでこも、指先も…
色々試したけどAは起きなかった。


と「っあーもー!そろそろ限られてくんだけど!」



残すところは…言わずもがな。


こうなったらこの俺が、さながら王子のように決めてやろうじゃんか。

卒業してやんよ!




と「爆睡しやがって…」



髪を撫でて、輪郭を両手で包んで
軽く開いた唇に触れるだけのキスを落とす。


『…』

と「…だめか。」



やっぱり…こいつは起きない。





と「なあ…起きろよ。お前が起きねぇと終わんねぇんだって…」



『…』





俺は、寝たふりをする君に言う。


そしてもう一度
今度は少しだけ深くキスをした。

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作者名:moone | 作成日時:2018年10月19日 1時

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