marble chocolate2【東海オンエア】 (ページ20)

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第0回！カーセッ○スを探せ！！⑧ ページ20

-Aside-

ひとしきり泣いて、泣き疲れて…
うとうとしてたらてつやんちに着いてた。

てつやの背中におんぶされてエレベーターに乗り込む。

いつもなら降ろしてって懇願するところだけど
今はこの温かい背中に甘えていたかった。

り「ただいまー」

ゆ「おかえり。お風呂入れといたよー」

て「お、気きくやん。」

ゆ「てつやじゃないって笑 Aちゃん…おかえり。」

ゆめまるの声に反応して顔を上げた。

『ただいま、ありがとう。てっちゃんも…』

て「ん。入ってき？」

ゆっくりと玄関に降ろしてもらって私はお風呂場に直行した。

--＊--

り「Aのこと心配だし、今日泊まっていい？」

と「俺も。」

て「俺は構わんけど。」

む「あのさ…ひとつ言っとかなきゃいけないことあるんだけど。」

3「？」

む「飲まされてるらしいんだよね。」

と「？？」

り「まだ効果は出てなさそうだけど…」

と「え？！あ、そういうやつ？」

て「だからってAを1人には出来んやん。」

む「Aちゃんの尊厳のために言っただけ。万が一迫られても勘違いしないでしょ？笑」

--＊--

『お風呂ありがとう。』

り「…大丈夫？」

『うん、だいぶ落ち着いた。』

リビングを見渡すとゆめまるの姿はない。
帰ったのかな…

む「とりあえず寝た方がいいよ。」

『あ、うん…えっと…』

正直、今1人になりたくない。
でもここに泊まっていいのかな…

て「和室に布団出しといたから。」

『…ありがとう。』

優しさにまた泣き出しそうになる。

て「A。」

『？』

て「なんかあったら呼べよ。」

『うん。』