猫アレルギー ページ28
-Toshimitsu-
こいつは猫みたいなやつだ。
常に快適な場所を探そうとする。
『やっぱ筋肉質な人はあったかいわー…』
こうやって寒い時にくっついてくるのもそう。
と「無い胸を押し当ててくんじゃねーよ。」
『ちょ!うっさいな!』
人の気も知らねぇで…
いや、こいつにとっちゃ俺の気持ちなんてどうでもいいのか。
と「あんま調子乗ってっと、鈴付けっぞ。」
『鈴?なんで?迷子になるけぇ?』
確かにお前はよく迷子になるけど…
それを探すのはりょうの仕事だ。
悔しいけど…俺は探すのは得意じゃねぇ。
『大丈夫!今日は迷子にならんよ!』
と「はー…そういう意味じゃ…」
『あ、見て!イルミネーション!』
あんなに俺の右腕を掴んでたのに、興味を引くもんが現れたらすぐそっちに向かっちまう。
こういう気まぐれなとこも猫みたいだ。
つくづく嫌になる…
と「ばか。」
『へ?』
はぐれる前に、俺はAの腕を掴んで引き寄せた。
と「急に離れんな。…寒い。」
言っとくけどな、俺は猫アレルギーだかんな。
…苦しいんだよ。
275人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moone(プロフ) - 樺倉桐華さん» はじめまして!!コメントいただきありがとうございます!キャラがブレないように頑張ります。。笑 よろしくお願いします! (2018年10月1日 23時) (レス) id: a25580ebed (このIDを非表示/違反報告)
樺倉桐華 - 夢主ちゃんのキャラが好きです! これからも更新待ってます!! (2018年9月30日 10時) (レス) id: dc75935ff3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:moone | 作成日時:2018年9月18日 2時