参拾 ページ33
寧々side
女の子が大きな狼に乗りさってから、Aさんを貫いて離さないつかさくんとそのまま治療?をしている花開院さんと先輩たち…私も、もっけちゃんたちの力を借りてタオルやガーゼを気休めにしかならないかも知れないけど用意していた。Aさんは苦しげに目を閉じざしてじっと耐えているようだった。
そこでふと疑問に思った
Aさんは怪我とかを治すことができるなら、自分で治すことができるんじゃないのかな?
寧々「あの、どうしてAさんは自分で治さないんですか?」
真斗「…治癒姫様の治癒の力は、自分には使えん。その代わり他者に対して絶対的な力を発揮するんや…」
知らなかった…聞いた限りでは治癒の力は万能だって思ってた。大きな力にはそれに見合う大きな代償が必要…そうだ私が花子くんに願ったこともそれに対する対価も同じこと
つかさ「あ!ねぇ、君があまねと来たってことは2人は付き合ったりしたー?」
寧々「!!ちょ、その話はないっていったじゃない。というか、Aさんは、あなたのものじゃないじゃない!」
つかさ「俺のものダヨ?前に言ったよね??」
花子「俺も前に言ったよね、つかさの好きはAが好きなんじゃないって」
つかさ「じゃあ、この気持ちはなんなの?考えたけどわかんなかったよ」
1人の女の子を巡って2人の男の子が取り合い…これが修羅場の1つね!…って感心している場合じゃなーーい!!花子くん、花開院さんのお話を、聞いて一度何処かへ行っちゃったから大変だったんだからね!主に空気が!
光くんも先輩も花開院さんに力を回したから近くで休んでて行きにくいし…花開院さんは処置してるから話しかけづらいし、つかさくんは怖いし…
ゆら「兄ちゃん、楓さん連れてきたで!」
真斗「ゆら、ありがとうな。楓はん事情はー」
楓「だいたい、察しておりますわ…はじめましてですね?つかささん、そろそろAを離していただけませんこと??」
つかさ「あ、もしかしてAのお母さん?はじめまして、娘さんを…俺にください!」
花子「え?」
真斗・ゆら「は?」
寧々「えーーーーー!?」
楓「あらあら、大胆ね?でも、その前にAを離してくださいな傷を塞がないと」
つかさ「はーい!」
あんなに離そうとしなかったAさんからあっさり腕を抜いたつかさくん。まさか、あんな爆弾発言するとは…本当は本気なのかな?私にはわからない。
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あかり - 面白くて続きが気になります!更新頑張って下さい!応援してます! (2021年5月31日 0時) (レス) id: 0c79b72284 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あや | 作成日時:2020年4月5日 22時