枝垂れ桜の下で逢いましょう【地縛少年花子くん】 (ページ24)

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寧々side

寧々「なるほど、そういうことだったのね！」

解釈違いがおきていたのはわかっていたから、お互いに詳しく聞きあって誤解は解けた。
花子くんって初心者っていうより拗らせちゃった系だったのねー

花子「うん、うん！あ……Aあとで消毒しようネー♡」

「消毒？私、どこも怪我をしておりませんが……」

寧々「…… 花子くん頑張れ」

花子「ヤシロは、そんなに鰓呼吸が恋しいのカナ？」

寧々「ち、ちが！うぅー私ただ応援しただけなのに」

わかってしまった。Aさんって重度の天然だわ、さすがの私でも気付いて思わず花子くんに同情の気持ち半分、応援の気持ち半分で頑張れと言うとそれを感じとったのか、私を魚にしようと水が入った鉢を用意し始めたので慌てて止める。

花子「応援？いやだなー応援するのは俺の方じゃなかったけ…？」

寧々「そうだけど！なんとなく、そう思っちゃったの」

いつもの調子で花子くんと話していると、小さく笑い声が聞こえて、そっちに目を向けるとAさんだった。笑った顔もすごくきれい！
拗らせた花子くんを応援するために、同性としてたくさんお話しよう。これも、いつか現れる王子様とずっとラブラブする為の経験よ～

「ふふっ、とても元気な方ですね。」

寧々「Aさん！私も初心者だけど、たくさんそういう本読んだりして詳しいから一緒に成長しようね！！」

「？は、はい。よろしくお願いいたします…？」

今日は、色々怖いこととか大変な事があったけど、最後に綺麗な女の子と仲良くなれてとってもよかった！これから、放課後旧校舎の女子トイレに行くのが楽しくなりそう♪