枝垂れ桜の下で逢いましょう【地縛少年花子くん】

拾捌 ページ20

寧々side

突然ですが、私誘拐されたようです。
確か先輩に呼び出されてそれで…花子くんに似た子に……気がついたら知らないところで、なぜかきた覚えのない服になってました！でもかわいい！！
しかし、ここはどこなのだろう？きょうかい？

サクラ「目が覚めた？乱暴なことしないように頼んだのだけど……あの2人話を聞かないから」

寧々「あ、あなたは…花子くんの彼女！？」

サクラ「ちがー」

つかさ「えぇーーーーーーさくらとあまね付き合ってたの？」

夏彦「うそですよね！？うそですよねー？？」

どこからでてきたんだろう先輩と花子くんに似た男の子。あの女の子はいない？

サクラ「よく考えなさい。つかさあなたが執着してるのは誰？」

つかさ「あまねとA！！」

サクラ「そうよ。なら、私があなたのお兄さんと付き合っているわけないわよね？」

夏彦「でも、お嬢この前…ひぃごめんなさい。」

つかさ「ごめんなさい」

どんな関係かわからないけど、案外仲良しのようだ。
それから、少し落ち着いてお互い自己紹介をして苦労話で話が盛り上がる。

寧々「そういえば、この前の綺麗な女の子はいないんですね。」

サクラ「……あの子は」

つかさ「Aは、俺のだよ！とっても可愛いんダヨー！」

寧々「あなたは」

つかさ「俺はつかさ！あまねの双子の弟でAの恋人だよ」

双子…どうりでとっても似てると思った。ん？ちょっと待ってこの子は花子くん違ってあんな綺麗な恋人がいるってことはーーー！！！

寧々「も、も、モテるんですか！？是非、そのテクニックを私にっ」

つかさ「んー？キミはあまねとちゅーしたことないの？？」

寧々「したことない！えっ、というかなんで花子くん？？」

つかさ「だって、あまねと付き合ってるんじゃないの？」

寧々「付き合ってない！！全然、タイプでもない！！」

つかさ「うーん。困るなぁ〜…そうだ！この際だから付き合ってみたら？」

寧々「困る？誰が？…だからタイプでもないのに無理だから、それよりテクニックを」

教えてほしい！！あんな綺麗な子が彼女なら絶対経験あるはずよ。若干鼻息混じりににじり寄る。








…あれなんで私ここにいるんだっけ？？

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