幼馴染なはずだった【佐野万次郎】

18.集会 ページ19

自転車の後ろで揺られながらマイキーの髪って柔らかいなーとか思っていると不意に話しかけられた





マ「なぁ、今日集会あるけどくる？」



こんなにずっと一緒にいるけど実はまだ集会と言うやつに行ったことがない


『あぁーなんかエマが言ってたね』




エマとは良くLINEしててマイキーがねって色々教えてくれる




何故私は集会に行ったことがないのか




それは簡単なこと






"怖いから"





でもその怖さは周りが不良だとかそんなんじゃない




集会がある度になにか大きな喧嘩が始まって決まってみんな怪我を作って帰ってくる




それがかすり傷にせよ私には怖かった




マ「1回も来たことねぇじゃん」




『だって…』



でもそんなこと言えない



マ「いつものとこで22時からするから」



『んー』



私は聞いているのか聞いていないのか分からない曖昧な返事をした






〜その頃の佐野家〜




エ「A〜、マイキー！用意終わったよ！」



ド「おせーよ」



エ「え！？」


まだいると思った2人はもう既におらず万作のじぃちゃんも道場へ向かってここにはドラケンとエマしかいなかった



ド「あいつら先行ったってよ…」


エ「そっか」


もどかしい雰囲気のままエマはカバンを持った



ド「ほら。遅刻するから後ろのれ」



普段3人で行く時はマイキーの後ろだし


4人で行く時はAの後ろに乗ることが多いエマ




エ「あっありがと」



ド「おー」



2人だけの時間に浸りながら




たまにはマイキーとAに置いていかれるのもありかもとおもうエマだった

19.体育の時間→←17.いつもと違うみたい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す