ヘアゴムが6個 ページ7
その後どこのくらい居ただろうか
あたりが暗くなるころ解散した
場地くんや千冬くんが送ってくれると言ったが私は断固拒否して走って帰った
嫌だったとかそういう訳では無い
ただレベルが高すぎる
昨日まで私は1人だった
学校と家と図書館の道のりしか知らない
影の薄い私だった
なのに今日名前を呼ばれて
寄り道をして
誰かの家で間食なんかして
もう十分すぎる
これ以上はバチが当たるように思って
気づけば1人で走って帰っていた
『ただいま〜』
家に帰るとお母さんが出迎えてくれる
母「おかえりなさい！今日は遅くまで図書館にいたのね！」
『うん、まぁね』
ごめんねお母さん
今は少しそっとしておいて
ちょっとばかり余韻に浸りたい
そのまま部屋へ直行し扉を閉めた
カバンを投げ捨ててベッドにダイブ
ﾎﾞﾌｯ
今日は疲れた
でも楽しかった
今日この一日の余韻に浸りながら私はそのまま眠りについた
『ふぁぁっ』
結局朝まで寝てしまった
『夜ご飯食べ損ねちゃったな』
朝お風呂に入って昨日の晩御飯を朝食にする
『お母さん、お父さんいってきまーす』
そしていつもより少し早めに家を出た
『もう学校ついちゃった』
早めに出たのもあっていつもより10分以上早くついた
朝ごはんをたべすぎたのか
さんざん寝たはずなのにまた睡魔がやってきた
まだ時間も早いし一眠りくらいしても大丈夫でしょ
そう思って机に伏せて寝た
ツンツン
『んっ〜』
せっかく気持ちよく人が寝てるのに
ツンツンツンツン
誰かが頬をつついている？
『だれ…』
覚醒したばかりの目を擦ると
『あ、場地くん』
場「お前もう寝てんのかよ」
眼鏡を首元にかけて髪を下ろした場地くんがいた
『あれ。髪…』
場「そうそう、ヘアゴム切れちまってよ」
ほらと出された手の中には
使い古されて切れたヘアゴムがひとつあった
場「なぁヘアゴムもってねぇ？」
場地くんも相当早くに来たのかまだ教室は2人きり
昨日の記憶や今目の前にいる場地くんを見て思った
きっと場地くんは不良だってことを隠してるんだ
このままでは誰か来てしまう
『はい。これあげるから使って！』
そして手首につけていたヘアゴムをあげた
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萬月(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！また近々更新しますのでお待ちくださいっ(^^) (2021年10月19日 22時) (
レス) id: 5ab6332742 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも楽しみに読ませてもらってます！続編も楽しみにしてます〜(๑>◡<๑) (2021年10月18日 22時) (レス) @page50 id: 9cd12cdcb5 (このIDを非表示/違反報告)
萬月(プロフ) - チョコプリンさん» コメントありがとうございます！本当ですか！？(｀▽´)♡そう言っていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2021年10月18日 7時) (レス) id: 5ab6332742 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン(プロフ) - 更新ありがとうございます…キュンキュンが止まりません！！！ (2021年10月17日 10時) (レス) @page48 id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
萬月(プロフ) - えねさん» はじめまして！めっちゃ伝わりました！！私の理想でもあるのでえねさんとは仲良くなれる気しかしない…(o´艸`)応援ありがとうございます！ (2021年10月12日 10時) (レス) id: 5ab6332742 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萬月 | 作成日時：2021年9月30日 1時
