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週末になっていずくんとデートする日になった
お互い同じ場所にいるのにわざわざ待ち合わせをした
私が誰かと待ち合わせをして出かけたことがないといず君に言ったことを覚えていてくれたのかな
「おまたせ」
デートなんて何を着ていけばいいのか分からなかったから事前に1−Aの女子達に相談していた
デートというものは普段よりお気に入りの服を着たりおしゃれをするものだとお茶子に言われ柄にもなくワンピースなんか着てしまった
「変じゃないかな？」
慣れないメイクだって頑張った
出「変なんかじゃないよ！すごく可愛い...」
自分で聞いといて恥ずかしくなって早く行こうといず君の手を取った
私たちが向かったのは王道に遊園地だった
遊園地なんていったことがない
ついた瞬間私は子供に戻ったかのようにはしゃいだ
ジェットコースターにメリーゴーランド
いずくんは私が行きたいところ、乗りたいことをすべてかなえてくれた
お昼の時間になりいずくんが買いに行ってくれている間私は席取りのため座って待っていた
プルルルル
そしてまた空気を読まない電話
いつもなら出た
でも今日は…
今は…
デートなんだ
二人の楽しい時間を壊されたくなくて
ブチっ
電話に出ることなく私は携帯の電源を切った
今日くらい普通の女子高生でいたい
いずくんが両手いっぱいに買ってきてくれたお昼を食べながら電源を切った携帯の存在を隠すかのようにカバンの奥底に入れた
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萬月(プロフ) - カナリアさん» コメントありがとうございます！すっごくうれしいです！これからも頑張りますね (2019年12月29日 1時) (
レス) id: 8b683dd833 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - とても面白いです！続き楽しみにしてますね！ (2019年12月26日 20時) (レス) id: acbe3ebf47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萬月 | 作成日時：2019年12月21日 15時
