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呼び出された場所へ行き今日も汚い仕事をする
はずだった…
私の体をアザが包んでいき自我を手放し相手に手をかけようとしたその時
一瞬にして目の前にいた奴が消えた
え？
砂埃が舞う先を見るとそこには何故かいずくんがいた
なんで
どうして
そんな思いなんて関係なく私の体は既に気絶した奴とそれを助けたいずくんへ向かっていた
お願い！！！！！
逃げて！！！！！
そう叫んでも聞こえるわけが無い
父｢…ほら。やっぱりむりなんだ…｣
大切な人を前に自分で手をかけようとしている
それでもいずくんは動かずじっと私を見ていた
どうして？なんで逃げないの？
このままじゃ自分の手でいずくんを傷つけてしまう
大切な人を自分の手で…
そんなの嫌だ
止まれ！！！
いずくんを傷つけるなんて自分でも許さない！！
そう強く思った瞬間
パッと光が見えた
ゆっくり目を開けると目の前にはいずくんの顔スレスレに私の手があった
アザの侵食もとまっていた
｢…止まってる｣
黒いモヤは消え、確かに私の個性の暴走はとまっていた
出｢やっぱり｣
ずっと動かなかったいずくんが言葉を発した
出｢君ならできると思ってた｣
だから動かなかったの？
｢ばかなの！？死んじゃってたかもしれないんだよ｣
いずくんの手を強く握った
この手の温もりを奪わなくてよかったと握りながら思った
出｢Aちゃんがずっと僕を信じてくれたように僕もAちゃんを信じてたから｣
信じられなかった
一生自分で自我を取り戻すなんて出ないと思っていた
光が見えた瞬間
何かが外れる音がした
あぁ
重たい足枷が取れたのか
そう感じた
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萬月(プロフ) - カナリアさん» コメントありがとうございます！すっごくうれしいです！これからも頑張りますね (2019年12月29日 1時) (
レス) id: 8b683dd833 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - とても面白いです！続き楽しみにしてますね！ (2019年12月26日 20時) (レス) id: acbe3ebf47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萬月 | 作成日時：2019年12月21日 15時
