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《Moon》
『……』
Aさんの好きな人が誰だか分かった。
名前まではっきり覚えた。
僕は正直、人の顔や名前を覚えるのが苦手な方だけど、今回はしっかり覚えた。
"ジュノン"って名前で、恐らく2年生だ。
『……はあ…』
HC「わーっ」
『わっ』
住宅街を一人、とぼとぼ歩いていると突然背後から両肩をぽんと叩かれた。
HC「驚いた？(笑)ため息つくと幸せが逃げるぞ〜」
『もう逃げまくってます』
HC「ヤー、どうしたんだよ。人生の先輩キムヒムチャン様が何でも聞いてやるぞ」
……と、いう事で
何故かお隣のヒムチャニヒョン(正しくはヨングギヒョンの)の家にお邪魔する事になった。
HC「あ、今日はヨングギ居ないし、適当に座っていいぞー。俺は飲み物入れてくる」
『は、はーい…』
僕はちょこんと、二人がけのソファに座った。
HC「ん、水だけど(笑)あとこれ、超美味いビスケット」
…水にビスケット…
まあ、いいか。
『‥ありがとうございます』
HC「で、何があった？浮かない顔して」
『…簡単に説明すると、好きな人に別の好きな人がいたんです』
HC「…えーと？ジョンオパの好きな子にまた別に好きな子がいたって話か」
『……』
僕は無言で頷いた。
HC「付き合ってんの？」
『…いえ…でも…』
…でも…
多分、Aさんと"ジュノン"は、両想いだと思う。
それを認めたくなくて、口にしたくなくて、僕は黙り込んだ。
HC「なるほどなー、両想いなんだ」
『えっ？』
ヒムチャニヒョンはどうやら、相当勘が鋭いみたいだ。
僕の目をじっと見ただけで、僕が言えなかった事をあっさり言い当ててしまった。
HC「付き合ってないんならまだチャンスはある。てかその、ジョンオパの好きな子ってどんな子なんだ？」
『＿＿＿表情豊かで、可愛い…一途な子です』
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永洙(プロフ) - ishtark1979さん» オプペンさんに読んで頂けて嬉しいです…！これからキュンキュンして貰えたら幸いです；＿； (2018年4月28日 19時) (
レス) id: 90b2e19f22 (このIDを非表示/違反報告)
ishtark1979(プロフ) - オプペンです。更新楽しみにしてます。 (2018年4月27日 23時) (レス) id: 49e0e74775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永洙 | 作成日時：2018年3月23日 13時
