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午前の授業が終わった。
久々の授業で、既に私はクタクタになっていた。
寝不足のせいもあるだろうけど。
…昼休みだ…今日は寝て過ごすかな。
ちなみに、隣の彼がちゃんと起きていたのは、1時間目だけだった。
『Aさん…ノート見せて…』
「もう！寝てるからノートとれなかったんでしょ」
てか爆睡してたのに、何でまだ眠そうなの…
「放課後までに返してね、じゃ私は寝…あ、お弁当食べなくちゃ」
ユイ達のクラス、行ってみようかな…
お弁当の包みを持って、席を立つと彼も席を立った。
手には財布を持っている。
…あ、買いに行くのか。
私はユイ達のクラスを覗き込んだ。
…あ、やっぱりもう友達できたんだ。
「…友達…」
仕方なく、自分の教室に戻ろうと踵を返した。
すると…
「わっ？！」
『……そんなに驚かなくても』
そりゃ驚くよ。だって財布持ってたから、購買行ったと思うじゃない。
「な、何でいるの」
『何となく？』
「何か買いに行くんじゃないの？」
『……場所が分からなくて』
……全く、そうならそうって言えばいいのに。
「……そうだ、今日の放課後、私が校舎案内してあげる！転入生ってこと忘れかけてたよ」
私がいきなり過ぎる提案をすると、彼は小さく笑った。
『……いいんですか？』
「うん、もちろん」
『…ありがとう…あ、早く何か食べないと…休み時間』
「そうだね。じゃ、行きますか」
何か、ずっと前からの友達みたいだな。
昨日初めて出会ったばかりとは思えない。
そして急ぎ足で、食堂までやってきた私達。
「……あ、あっち空いてるから席とっとくね。購買はあそこにあって、券売機はこれね。じゃあ先に行っとく」
『はーい』
端の方しか席は空いていないけど……
まあ、いいか。
先にお弁当を広げて、ぼーっとしながら食べていると…
「…ジュノア？」
購買コーナーの近くで、男友達数人と学食を食べているジュノンの姿が目に入ってきた。
楽しそうに笑いながら、日替わり定食のサラダに入っているプチトマトを口に運んでいる。
「…本当、プチトマト好きだよな〜…」
独り言を漏らしながら、私もお弁当に入っているプチトマトを口に運んだ。
ジュノアの一緒のものを同時に食べれてる…
って、流石に気持ち悪いか。
「…かっこいいなー…」
ダメだ私、ただの片想いのくせに重症だよ。
『何がかっこいいの〜？』
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永洙(プロフ) - ishtark1979さん» オプペンさんに読んで頂けて嬉しいです…！これからキュンキュンして貰えたら幸いです；＿； (2018年4月28日 19時) (
レス) id: 90b2e19f22 (このIDを非表示/違反報告)
ishtark1979(プロフ) - オプペンです。更新楽しみにしてます。 (2018年4月27日 23時) (レス) id: 49e0e74775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永洙 | 作成日時：2018年3月23日 13時
