僕が拾った女の子 (ページ10)

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ジェヒョンを待って何時間経ったんだろう。

1日中考え事をしてたら
時間が過ぎるのなんてあっという間に感じる。

この先どうするか。

あの事を話すべきか。

そんな事を考えいた時、
スマホのバイブ音が鳴った。

" あのヒト " からだった。

「もしもし…」

『あの事、言ったのか？』

「言ってないし、言えませんよ」

『実はな…、言いづらいんだけど…』

「………は？」

あのヒトから発された言葉は
とても信じたくなかった。

『ただいま～』

その時、タイミング悪くジェヒョンが
帰ってきた。

「また後で」

『電話してたの？』

「うん。ちょっとね…」

『そう？』

「あ、話ってなに？」

『とりあえずソファー座って待ってて』

「うん、分かった」

ジェヒョンはかばんを部屋の隅に置いて
うがい手洗いを終えると、私と向かう合うように座った。

綺麗な顔してるなぁ…。

『1度しか言わないからよく聞いてね』

「うん」

『やっぱり…、俺と一緒に住もう』

「えっ…」

ジェヒョンの口から出てきた言葉は
予想外すぎる言葉だった。

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