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玄関の鍵は開いてて、Aが中にいる事がすぐ分かる。
慌てて靴を脱ぎ捨ててリビングを覗くと、机に突っ伏して寝てるAがいた。けれど、すやすや眠るのではなく、どうやら魘されている。
『A…! A起きて!』
「……はぁ!……ジェヒョン? バイトは?」
『それどころじゃなくて抜け出してきた』
冬だというのに寝汗をびっしょりかいてた。
Aをソファに座らせて、俺は口を開いた。
『今日、お店にテヨンさんが来た。』
「……?! テヨン…?」
『うん。』
テヨンさんの名前が出た瞬間、Aの顔つきが変わった。
「私の事、どこまで聞いたの…」
『Aの過去と、亡くなった方のお話。
あとは本人から聞けって…。』
「ったく…、テヨンめ…。」
『Aの口から聞きたいんだ。
もっと知りたい。』
「……いいよ。」
Aは重々しく口を開いた。
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作者名:Jane | 作成日時:2017年2月5日 21時