僕が拾った女の子 (ページ21)

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周りの視線を感じながら無事家に到着。

つい最近、少しだけど雪が降った時

興味津々にベランダ眺めてたから

もしかしたらクリスマスパーティーとか
やった事無いんじゃないかと思って、Aを連れ出してみた。

案の定、モミの木を見ただけで目はキラキラしてるし、飾り付けを選ぶ時も楽しそうだったから良かった。

「ねぇジェヒョン！早く飾り付けしよ！」

『そんなに楽しみだったの？笑』

「うん！だってクリスマスなんて、
誰かと過ごす事なんて無かったし。笑」

『…そうだったんだ…。』

「そんな暗い顔しないでよ。
今年はジェヒョンと過ごせていい思い出になるよ。笑」

『そう？笑なら早くやろう。』

「うん！」

" クリスマスを誰かと過ごした事がない "

何故かその言葉に、胸が痛んだ。

俺も万年一人暮らしだと思ってたから
親元を離れてからは、そんなの早く過ぎればいいって思ってたくらい。

それからジェヒョンとモミの木に飾り付けして
ベランダの前の窓に飾った。

「クリスマス、楽しみだね。笑」

『うん。俺も。笑
あ、てかさてかさ、今年のクリスマス、
バイト先でパーティーやるんだけどAも来る？』

「え、わたしが？」

『うん。貸切で。オーナーとバイトの子とか、大学の友達とか！』

「行っていいなら…！」

『じゃあ行こう、決まりね。笑』

「うん。笑今年は楽しみ沢山だね。」

『うん、俺も。』

こんな楽しい時間

ずっと続けば良いのに。

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