今日:15 hit、昨日:21 hit、合計:106,766 hit
小|中|大
03 ページ3
.
家がバイト先から近くてよかった。
家に着いてまず、この子をソファーに下ろして
後ろから厚手のものを被せた。
それから部屋の暖房を入れて
って、見ず知らずの人に俺は何してんだ…
とりあえず名前とか聞くか。
『君、名前は?』
「A…」
『歳は?』
「20」
こんな小さいのに成人してんのか…
『俺はチョンジェヒョン。22です。
何であんな所に居たの?』
「お金貯めなきゃ… 駄目で…。
大学のお金… 貯めなきゃで…」
『そうだったんだ』
さっき家無いって言ってたような…
『家、どうしたの…?
言いたくないなら別に言わなくていいけど…』
「今は…、言えません…」
『そっか。とりあえず今日はもう遅いし、
泊まってっていいよ。その後の事はゆっくり考えて』
「ありがとうございます」
深々と頭を下げて御礼を言われたのは
初めてだった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
209人がお気に入り
209人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Jane | 作成日時:2017年2月5日 21時