僕が拾った女の子 (ページ20)

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約束の土曜日。

時間はあっという間に過ぎて

もう夕方頃。

『A、もう着替えてある？』

「うん、またジェヒョンのだけど。」

『いいよ。笑じゃあそろそろ行こう。』

「うん」

何処に行くかは、着いてからのお楽しみ何だって。

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それから着いたのは大型ホームセンター。

お店の前には小さいモミの木や

クリスマスグッズがたくさん。

そういえばもう、クリスマスシーズンかぁ…。

『今日はこれ買いに来た！』

「え、これ？」

ジェヒョンに手を引かれて来たのは

最初に目に入った小さいモミの木が沢山ある所。

『もうすぐクリスマスでしょ？
毎年ひとりだったけど、今年はAも居るし、家の中飾ろうかなー、って。』

「うん、いいと思う！笑」

『はい、じゃあトゲ刺さると危ないから、
手袋して～。』

「はーい。」

それから1時間ほどして、モミの木と飾り付けも選んだ。

誰かとこうして、何かを楽しむのって

初めてかもしれない。

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