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TL「 ジェヒョン。もう上がっていいよ。
今日は人も少ないし… 雪も止みそうにないからお店閉めるよ。」
『了解です。ヒョンも気をつけて帰ってください』
TL「 おう。笑 」
ロッカールームに入ってエプロンを脱いで
着てきたコートで身を包み込んで外を出た。
『 は…、まだいたの… 』
お店の前にはさっきの女の子がしゃがみこんでた。
体をガタガタ震わせて目も虚ろで
今にも餓死しそうだった。
『 ちょっと君…、そろそろ帰らないと… 』
「 家、ありません… 」
『 え…? 無いって… 』
「 ひ、拾って下さい… 」
『 え… 』
少し赤みがさした瞳で訴えられ
応えに戸惑ってしまった。
こんな若くて小さい女の子、
家の中に連れ込んだって知られたらどうしよう…
けど、さっきも見たあの滑稽な姿が
頭から離れなくて、幼い時見たマッ○売りの少女みたいで この子は今にも消えそうだった。
『 と、とりあえず家行こう。』
彼女を背中におぶって、帰路についた。
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作者名:Jane | 作成日時:2017年2月5日 21時