＊幸福な嘘と涙の真実 5 ページ29
『...あげたよ』
壱馬｢ごめん。見えちゃって｣
『壱馬くんにも、持ってきてるよ』
壱馬｢え？｣
『今日渡そうと思ったんだけど話す機会なくて帰り渡せたら渡そうって思ってたら壱馬くん残ってくれたから』
壱馬｢うわまじ残ってよかったわ...笑｣
『はい、これ』
そう言いながらバックから小さい箱を取り出した。
壱馬｢ありがとう。食べてええ？｣
『どーぞ笑』
壱馬｢うま｣
『よかった笑』
壱馬｢もうほんまずるいわ...笑｣
『なにが？』
壱馬｢無自覚なん？｣
ほんまかわいすぎる、と机に顔を突っ伏した。
『え〜顔あげてよ笑』
壱馬｢今はむり｣
『壱馬くん〜、えー無視？』
壱馬｢無視はしてへん｣
『してたー。ねぇ壱馬』
壱馬、と呼んだ瞬間ガバッと顔をあげた壱馬。
壱馬｢ちょっと待って不意打ちはあかんって｣
『壱馬くん照れてる〜笑』
結局1着だけ作り、2人で帰ることに。
スカイツリーを見ながら帰る莉子と勇征
勇征｢えーきれい｣
莉子｢...そーだね｣
勇征｢なに？話って｣
その言葉で莉子が立ち止まる。
莉子｢なんかね、この前太陽LINE行ったじゃん？｣
勇征｢うん｣
莉子｢で、その前とかもけっこう勇征くん以外の人と話すことも多くなって｣
勇征｢うん｣
莉子｢なんかそれまではけっこう勇征くんかなって思ってたけど｣
勇征｢うん｣
莉子｢揺らいでるというか｣
Ami『え？』
松田『まじか』
勇征｢そーなんだ｣
莉子｢て思って、でもちゃんと伝えなきゃなって思ったから｣
勇征｢だれ？ちなみに｣
その問いに莉子はなにも答えない。
勇征｢壱馬くん？｣
ゆっくりと頷いた。
勇征｢そーなんだ｣
神尾『うわぁまじか』
勇征｢なるほどね。ありがとう言ってくれて｣
莉子｢ううん。ごめんほんとに｣
勇征｢いや全然大丈夫｣
思い詰めたように勇征はスカイツリーが映る川を橋の上から見下ろした。
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まちゅあす - 続き頑張ってください！壱馬くん頑張れ!!!! (2020年4月2日 8時) (
レス) id: 10d92ed446 (このIDを非表示/違反報告)
まちゅあす - 気になる続きが気になる……壱馬くんがいいなと思ってます｡ (2020年3月18日 3時) (レス) id: 10d92ed446 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - ランペ壱馬、ファンタ慧人推しです！壱馬くんと結ばれてほしい！更新頑張ってくださいね！ (2020年3月11日 4時) (レス) id: 27389578a5 (このIDを非表示/違反報告)
まちゅあす - 続きが楽しみです！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 10d92ed446 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 次回が気になります！ (2020年3月7日 0時) (レス) id: 65914b1739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kana | 作成日時：2020年2月15日 15時
