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序章 ページ1

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そこは、朝の訪れない、月明かりと道の端の行灯だけが照らす街だった。

決して欠けることのない、満月。

満月はとてつもなく大きく、きれいな白色をしていた。



その月の下、一人静寂の街の中。

彼女はその美麗な着物の裾を揺らし、カランカランと歩いていた。



辺りはもうすでに開店前の屋台で埋め尽くされている。

現実でいう「明日」から一ヶ月にわたりこの街の伝統、「懇朝祭」という祭りが開かれる。

朝が来て欲しい、という願いを込めて行う祭りで、春に開かれる。



彼女はふらりと小さな空洞に入った。

ぽかりと空いた中くらいの穴が、月の光を一筋通している。

その一筋の月の光が照らしているのは、白い・・・。

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- 凄い好きなのに、低評価押されすぎじゃない…??こっちが悲しい。 (2020年1月12日 2時) (レス) id: 1128e57cc5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 一体何が…(^ω^)オリジナル作品で一番良いやつだと思うのにいいいい (2019年12月4日 11時) (レス) id: 91cf9d3e46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名前のない孤独 | 作成日時:2019年6月23日 18時

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