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＊
職員室を出るとまだ伊地知さんが電話中みたいだった。
よかった…、間に合った！
伊「そこから更に危険度が上がるとなると2級術師の手には余るかと。
皆さんも同様です。個人的には撤退をすすめます」
トントンと肩を叩いてこちらに意識を向けさせる。
『伊地知さん、代わって』
伊「あっ え、ちょっと！ 浅葱くん！」
許可をもらう前にスマホを半ば奪って、そのまま通話に出る。
『もしもし恵？ 電話代わった。Aだけど』
──《Aさん！？》
『少しだけ聞いてた。
津美紀を呪ってるやつかもしれないってことだよな？』
──《…はい》
「確証はありませんが…」と続けた恵。
『俺が行く。そっちと代わってもいいけど。
…どうする？』
──《え、でも…》
『こっちはもう報告まで終わってるから心配すんな。
あと！ …こんな時くらい甘えろ！ 前から思ってたがお前は遠慮しすぎ！！』
通話口から息が詰まったような気配を感じた後、「じゃあ…、」と肯定が返ってきた。
──《津美紀の方をお願いします。
こっちはなんとかしてみせます！》
『分かった。
いや〜 良かったぁ。実はもう日下部さんにバイク借りてきてたんだよね。
これで断られたらカッコ悪すぎた(笑)』
──《つーか免許持ってたんすか》
『去年なー。
ま、そういうことだからこっちは任せてよ』
──《はい、ありがとうございます》
電話を切ってスマホを伊地知さんに返す。
『ごめんなさい、勝手に。
でも聞いてた通りです！ 津美紀には俺が付くのでご心配なくー！』
伊「ちょっと浅葱くーん！！」
伊地知さんの声を無視して駐車場まで走る。
折角免許獲ったんだし俺も自分のバイク買おうかな…。
伊「あぁ…、いってしまった…」
日「行かせてやれ」
伊「くっ 日下部さん…！」
日「アイツはアイツなりに色々考えてる。
釘は刺したから大丈夫だ」
伊「は、はぁ…」
＊
バイク買いに行く話書きたいね。
浅葱くんには真っ黒なオートバイとか乗っててほしいんすけど！！(嗜好)
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鈴奈(プロフ) - 猫築かなめさん» ありがとうございます！あんまり見かけなかったのでどうせ書くなら推しと仲良くしてほしくて…！！ちょっとずつな更新ですがまた見にきてくれると嬉しいです！ (2021年2月25日 0時) (
レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - 雪マカロンさん» ありがとうございます〜！ちょこちょこ更新頑張ります！ (2021年2月25日 0時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 面白いです！推しの狗巻先輩と相棒的な立ち位置は嬉しい！更新頑張ってください (2021年2月24日 20時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 続編おめでとうございます！これからも、更新頑張ってください！ (2021年2月24日 13時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - 三隣亡さん» ありがとうございます！そんな風に言っていただけるととても書く気が湧きますね！！頑張って絞り出します！ (2021年2月22日 22時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴奈 | 作成日時：2021年2月6日 15時
