【呪術廻戦】圧縮系呪術師 弐【男主】

# ページ11

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一瞬で姿を消し、再び現れたのは京都の学長・楽巌寺と闘っていた呪詛師の所。



五「オマエだな」


「ラック！！ ラック！！」


楽「殺すな！！」



向かってくる呪詛師を避けもせず、一瞥くれただけで四肢を文字通り捻り潰した。



五「コイツには色々と聞かないといけない。死なせちゃダメだよ」



「ほら手当てして」と楽巌寺に呪詛師を押し付ける五条。


しかしそこに手負いのA、伏黒、真希を抱えたパンダが現れる。

いつの間にか伏黒も意識を手放しているようだった。


そして気絶していたはずのAがそっと上半身を持ち上げ、静かに術式を発動させた。



『【我楽多(トラッシュ)】──これでいい？ 悟、…っ、』


パ「A まだ腹に穴空いたままなんだから無理すんな」


『…これくらい、っ大丈夫、だって』



稀に見るくらいボロボロになったAをじっと無言で見つめていた五条は、天与呪縛を一時的に解放したのであろう事を察した。

しかしその事については触れずに、普段より幾分優しい声で「お疲れ様、A。今はゆっくりおやすみ」とAの頭を傷に触れないよう撫でつけた。


それに安心したのか、Aは眠るようにまた気絶した。



五「パンダ、三人のことお願いね。硝子も近くまで来てるはずだから」


パ「おう。任せとけー！」



再び三人を走りやすい体勢で抱え直すと、「パンダーッシュ！！」とその場を離れていったパンダ。



それを見送った五条は、楽巌寺にキューブになった呪詛師を拾っておくよう指示をして残りの敵の気配を探る。



五「(歌姫の所にいた奴の気配が消えた。逃げの算段はついてるわけか。

残るは特級(アイツ)か。アレも逃げが上手い。僕の弟もあそこまで頑張ったんだ… 逃がしたくない)

少し 乱暴しようか」




術式順転【蒼(あお)】



術式反転【赫(あか)】




二つの術式を掛け合わせる事で使える───





虚式【茈(むらさき)】






ゴゥッ──────






術式同士の反発し合う力で地面が円を描くように抉れ、円の内側と外側は風圧により更地に近い状態となっていた。


「一件落着！！」とサムズアップする五条だったが、何もかも順当に上手くいっていないことは理解していた。



五「(ってわけにはいかないか)」


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※五条先生の術式への解釈はあくまで私の中でのものですので、間違っているかもしれません。
鵜呑みにしないでください！

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※主人公の術式詳細1→←#14 格の違いと終結

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