【呪術廻戦】圧縮系呪術師【男主】

#3 同級生と大事なもの ページ7

＊

一年生が三人揃ってから数日後──。







『え、引率ってこと？』


日「いや その逆。オマエの任務を見学させたいんだと」


『ふーん… まぁ恵もいるし大丈夫でしょ。いーよ』


日「じゃあ昼過ぎに正門前に集合な。これが今回の任務の説明」






今朝 担任の日下部さんに呼び出されて職員室に行くと、今日の任務は一年生三人を一緒に連れて行けと言われた。

なんでも悟からのお願いで、俺の術式を見せてやってほしいんだとか。


つい最近まで一般人だった悠仁や、田舎から出てきたばかりで他の術師との交流が無かったと言っても過言ではない子がいるとなれば納得だ。


まだ先の話かもしれないが、任務で戦うのは何も呪霊だけじゃない。

悪質な術師──呪詛師と戦わなければいけない時もある。

なればこそ、より多くの術式を目にして先入観に囚われずに行動できるようにしておくべき という事だろう。



『…終わったら飯でも連れてってやるか』



職員室を後にして受け取った紙媒体の資料に目を通しながら教室までの道を歩く。


どうやら場所はそんなに遠くないようだ。
都内だし、終わったらマジで飯でも行くか。


任務概要は一軒家の事故物件。

周囲の人達から噂されて怖がられて、それが呪霊の発生に繋がったってとこだ。

本命は二級で、その他に集まってきた三級〜四級(ザコ)が何体かいるらしい。

二級で入学した恵もいるし、危ない事にはならないだろう。



任務の資料を術式でキューブにし、懐に忍ばせる。


教室の扉を開けてみると、もう俺以外全員が揃っていた。

まぁ全員といっても俺達二年は五人しかいないし、しかもそのうち一人は海外。

だから今は四人で全員、なワケだが。


＊

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