# ページ45
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え、今それ聞く? そんな場合じゃないでしょ。
相手は特級だよ?
真人の事を思い出せば、領域展開を使える可能性もある。
伏「今そんなことどうでもいいでしょ」
『加茂さん…、聞いた話から考えるに相手は【領域】を使える可能性もある。
一旦距離をとって先生達の所まで、!!』
一瞬目線を外した瞬間だった。
特級が加茂さんの後ろに移動していた──!
そしてその手は恵の方へ向いている。
『っ恵!!』
今度は恵のスマホを壊された。
呪言で動きを止めてくれた棘のおかげで、全員なんとか一定の距離まで飛び退く。
加茂さんが瞬時に術式を使うも、呪霊の頭部にダメージはほぼ無し。
次に恵の【鵺】が突っ込んでいくのが見えたので、俺もその隙に何本かクナイを投げる。
影から剣を出した恵は死角から脚を斬りつけた。だが…、
伏「チッ(流石に固いな)」
一連の行動を静観していた特級は、訳の分からん言語で語り掛けてきた。
しかし不思議と頭には内容が入ってくる。
気持ち悪い、何だコレ…!
花「〈やめなさい、愚かな子等よ〉」
『……っ』
伏「気持ち悪ィな…!!」
花「〈私はただ、この星を守りたいだけだ〉」
加「呪いの戯言だ、耳を貸すな」
『貸すなったって直接…!』
伏「低級呪霊のソレとはレベルが違いますよ」
耳を塞いでも頭の中に入り込んでくる気持ちの悪い感覚。
花「〈森も海も空も もう我慢ならぬと泣いています。これ以上人間との共存は不可能です〉」
恵の言う通り、この特級は恐らく独自で言語形態を確立しているのだろう。
花「〈彼らはただ"時間"を欲している。"時間"さえあれば星はまた青く輝く〉」
加「……狗巻を下がらせろ」
加茂さんの言葉に従って、咄嗟に棘の前に立つ。
花「〈人間のいない"時間"
死して賢者となりなさい〉」
*
さーて楽しくなってきたぞー!(私が)
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鈴奈(プロフ) - なめこの噛様 (再垢)さん» ifルート書けるほど文才ないので原作通りです… すみません(血涙) (2021年2月21日 16時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
なめこの噛様 (再垢)(プロフ) - ??じゅんぺどうなったんすか? (2021年2月21日 14時) (レス) id: 7e0bd410dd (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - 巫都さん» すみません!このブックいっぱいになるまで修正版アップできたら次に移ります!暫しお待ちを…!! (2021年2月18日 22時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
巫都 - 続きがパスワードかかってて見れないんですけど…外してもらうことってできますかね…? (2021年2月18日 19時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - 雪マカロンさん» コメントありがとうございます!やる気になります〜^o^ (2021年2月15日 0時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴奈 | 作成日時:2021年1月21日 14時