【呪術廻戦】圧縮系呪術師【男主】

# ページ31

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『…は？』ポカーン


真「あははははっ キミ最高！！おもしろいなぁ。
ぶっつけ本番でやる事じゃないよ、解ってる？

──"失敗したらこの人間は呪霊になってた"んだよ？」


『お、おう…』



正直言おう。ちょっと引いた。

いやだっていきなり笑い出してマシンガントークされたんだぜ？

こっちはおもしろいことなんてないって。


アイツは"解ってて一般人を実験台にしたの？"と聞いてきたが、そんなもの当然───、




『"解っててやった"に決まってるだろ？
大の為の小の犠牲はやむを得ない。俺にとっては他人だし、普通に祓える(殺せる)しな』


真人「！、…へぇ。(動揺しないか…。魂を見るに強がってるワケじゃなさそうだ。そうなると少し厄介だな。アッチの様子も見たいし…)」



少し考え込むように黙り込んだ特級を訝しげに見ていると、突然名前を聞かれた。



真「キミ、名前は？ 俺は真人」


『は？名前…？(殺す術師(あいて)の名前は覚えておく的なアレか？)
…浅葱A』



まぁ名乗るくらい支障はないだろう。

というか呪霊にも名前があるんだな。



真「A…、うん。俺、キミのことが気に入ったみたいだ！」


『はあ？？』



なんか知らんが気に入られたんだが？？？

いやいや俺なんかのどこをだよ？そういう作戦か？油断させといてスパンッてやつ？？


意味が分からなすぎて困惑している俺をおいて、真人は一歩、二歩と少しずつこちらに近づいて来る。



真「でもごめんね。今日のメインは別にあるんだよね。だから…、」


『！』ハッ



真人が歩みを止めてしゃがんだ。

その足下には気絶した学生が三名。


───しまった！！



真「(【無為転変】)
キミと遊ぶのはまた今度。じゃあね〜」



手をヒラヒラと振るとニッコリ笑って入り口から出ていった真人。

クソッ！やられた！！
馬鹿か俺は！！！



『まっ』


「あ…… あ あ たたたた助け、てェェエエ」



すぐに追いかけようとした俺を阻むように俺を囲う改造人間達。


此処にはまだ気絶した非術師(一般人)がたくさん残っている。

改造人間(コイツら)を無視して真人を追いかけるワケにはいかない…！





"──《一度改造された人間は元には戻せないそうです》"





『…さっきは強がり(あんなこと)言ったけど、改造人間(コイツら)を祓う(殺す)のに何も感じないワケじゃないってーの』



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