【呪術廻戦】圧縮系呪術師【男主】

#5 怒りと夢想 ページ14

＊

一年生との合同任務から数日。


その日はずっと嫌な予感がしていた。


悟が出張で高専を離れ、学生陣も全員が任務。
聞いた話だと、一年生も緊急で任務に出たらしい。


かく言う俺も、パンダと合同任務に駆り出されているが違和感を感じていた。

学生の身であるとはいえ、俺は一級術師。

数が多いだけの雑魚狩りなんてパンダ一人でも充分なくらいの任務だ。
それをわざわざ二人で行かせる意味──。


呪霊の掃討を終え、帰宅中に考え込む俺をパンダは心配そうに見つめている。



パ「なぁA、今日ずっと上の空だよな。なんかあったか？」


『いや 俺は何にも。でもなーんか嫌な予感がするというか…』


パ「嫌な予感？」


『うん。おかしいと思わないか？
教師も生徒も全員任務で。しかもいざ来てみれば互いに一人でも大丈夫だったような任務内容…』


パ「まぁ、全員出払うのは滅多にない事だけどな」


『だろ？なんか仕組まれてるんじゃないかって《♪〜♪〜》あ、電話だ。出ていい？』


パ「ああ」







嫌な予感というものは外れてほしい時ほど当たるものだ───。









『……は？悠仁が死んだ…？』









＊

#→←※御礼イラスト【主人公＆狗巻】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す