#4 一年生と任務 ページ10
*
虎「お、Aセンパーイ!」
日下部さんに言われた通りに昼過ぎに正門前に行くと、既に一年生が三人揃っていた。
『遅くなった? 悪い』
伏「いえ、俺達も今さっき来たところです」
釘「へ〜 この人が"浅葱さん"?」
虎「うん」
悠仁と話している明るい茶髪の女の子。
あの子がもう一人の一年生か。確か名前は──、
『釘崎 野薔薇さん… だっけ』
釘「あっ ハイ!釘崎です!!(物憂げな雰囲気のイケメンね。こういうのには重い過去があるって相場があるのよね)」
なんか… 品定め?されてるような。まぁいいか。
『あ、そうだ。コレ今回の任務の詳細。一応目を通しといて』
さっきキューブにした資料を元に戻して恵に渡す。
伏「はい」
釘「えっ 何今の…?」
虎「すげー!! え、今のも伏黒が使ってたみたいな「術式な」そうそれ!なの!?」
初めて見せる悠仁と釘崎ちゃんは驚いているようだ。
まぁただの小さいキューブが突然紙に変わったら驚くよね。
『俺の術式については行きすがら話すよ。とりあえず行こっか』
*
虎「此処が…」
釘「うっわぁ… 見た目だけで雰囲気あるわね」
目的の事故物件に着くと、写真で見るより禍々しい気配が伝わってきた。
さてどうやって祓おうか。
見学させてほしいってことは"外から家ごと"なんて手本にならないやり方じゃ駄目だろう。
伏「俺達はどうしたらいいですか?」
『今考えてたとこ。ただこれ二級って気配じゃない気がするんだよな…』
伏「!」
釘「え、それって…」
恵と釘崎ちゃんは気付いたようだ。
まぁ珍しい事でもない。特に───、
『悟と仲がいいと"こういう事"はよくあるよ。お前らも毎回気をつけた方がいい。
…上層部は人の命を嫌がらせに使うようなゴミの集まりだから』
三人が息を詰めたのが分かる。
でも本当の事だ。古い考えを持った爺さん共は自分の事で手一杯らしいからなぁ?
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鈴奈(プロフ) - なめこの噛様 (再垢)さん» ifルート書けるほど文才ないので原作通りです… すみません(血涙) (2021年2月21日 16時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
なめこの噛様 (再垢)(プロフ) - ??じゅんぺどうなったんすか? (2021年2月21日 14時) (レス) id: 7e0bd410dd (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - 巫都さん» すみません!このブックいっぱいになるまで修正版アップできたら次に移ります!暫しお待ちを…!! (2021年2月18日 22時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
巫都 - 続きがパスワードかかってて見れないんですけど…外してもらうことってできますかね…? (2021年2月18日 19時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - 雪マカロンさん» コメントありがとうございます!やる気になります〜^o^ (2021年2月15日 0時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴奈 | 作成日時:2021年1月21日 14時