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ヤ「それじゃあ… 改めて最後のメンバーを紹介するぞ。
ユーマ=ココヘッド君だ。はい、拍手〜」
ユ「よ、よろしくお願いします…」
見習いくん… 改め、ユーマくんが挨拶した後で、彼の横に浮いている幽霊のようなものが口を開いた。
死「どんな凄い探偵達がいるのかと思いきや、しょーもない連中ばっかだねー。 今度は誰が最初に死ぬのかな? あいつ? それとも…」
言葉を遮るようにユーマくんが視線をそちらに向ける。
彼は実際には喋っていないけれど、それでも幽霊のようなものと意思疎通ができるみたいだった。
怪しまれないようにユーマくんに空いている1人掛けの椅子を薦めてみる。
座った彼を見届けると、所長は私達超探偵5人の紹介をし始めた。
ヤ「じゃあ、ユーマの為に、オレから一人ずつ簡単に紹介しておくぞ。
まず、そこに座ってるのがハララ＝ナイトメア君だ。
カナイ区に一番乗りした超優秀な超探偵だ」
ハラちゃんは自分の紹介に、自分だ というように片手を挙げる。
ヤ「で、その隣に居るのがA＝デイドリーム。ハララの幼馴染らしい」
続く私の紹介に、片手を緩く振って『よろしくね』と言っておく。
所長は視線を対面側に向けて、今度はデスヒコくんを示す。
ヤ「で、そこのマッチ小僧がデスヒコ＝サンダーボルトだ」
デ「誰がマッチ小僧だ、誰が」
皮肉に先程の賭けに使われたマッチを用いる所長と、納得いかなそうなデスヒコくん。
ヤ「そちらの可憐なお嬢さんはフブキ＝クロックフォード。かの有名なクロックフォード家のご令嬢でもある」
フブキちゃんはわざわざ立ち上がると、ユーマくんに向かって礼儀正しくお辞儀をした。
フ「どうぞよろしくお願いします！」
ヤ「で、あの暖炉の中にいる彼は…」
ユ「え？ 暖炉の中？」
続けて紹介した所長の言葉を遮って、暖炉を覗き込むユーマくん。
ユ「うわっ！ なんでこんな所に！？」
ヤ「そこが落ち着くんだってさ。
その彼がヴィヴィア＝トワイライトだ」
ヴィ「やぁ… よろしく…」
ヴィヴィアくんは本に向けていた視線をユーマくんに移し、私と同じように片手を緩く振った。
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作者名：鈴奈 | 作成日時：2023年7月12日 1時
