【呪術廻戦】久遠の果て【男主】 (ページ8)

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陆ページ8

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結局初対面の日は真希との模擬訓練の後、乙骨くんの刀の扱いを見てあげて、互いに名前で呼び合う仲になった。

当初の目的である"彼の状態"はもう確認したし俺はまたいつ研修先に戻っても大丈夫なのだが、なんだかんだダラダラと一週間程高専で過ごしていた。

そしてだからこそ気付いたこともある。

それは───…、

『…なー、悟？』

五「ん？何？」

『俺の同級生達見かけないんだけどまさかずっとサボリだったとかある？？』

──そう。

同級生の金次と綺羅羅の事をここ1週間、一度も見かけていないのである。

元より真面目なタイプではないのは知っていたが、さすがにおかしいと思う。

怪訝な顔をしていた俺を見て一瞬固まった悟は、次の瞬間ぶはっ！と吹き出して笑い出した。

五「え？w A知らなかったっけ？www」

『笑ってんじゃねぇよ、早よ教えろや』

背中を丸めて笑い続ける悟の尻を軽く蹴って鬱憤を晴らす。

悟が落ち着く頃に形だけの謝罪をもらって、話を聞いた。

五「…あの二人はね、ちょっと前に停学になっちゃったんだよね」

『は？？？』

「僕と学長も粘ったんだけど停学が限界だった」と悟は言う。

きっと二人が抗議しなければ、金次と綺羅羅は停学では済まなかったのだろう。

それにしたって、数少ない同級生である俺になんの連絡も無いって何？？

さすがに拗ねるぞ。

『(ぶすーっ)』

五「(かわい)二人から連絡なかったんだ？(ニヤニヤ」

『ニヤニヤすんな、うぜー』

慰めるように肩を組んでくる悟を剥がして、べっと舌を出して不機嫌アピールをする。

いいもんね〜。

どうせ俺はまた一人寂しく研修に戻りますんで！

背を向けて部屋を出ようとすると、後ろから悟に優しく抱きしめられた。

五「寂しくなったらいつでも戻っておいで。Aなら大歓迎♡」

『……あっそ』

五「(あ"〜… かわい♡)」

悟(お前)のせい(おかげ)で割と大丈夫だ、なんて調子に乗るから言ってやらない。

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秤くん、ファンブック情報だと百鬼夜行の時に京都行って上層部とモメて殴って停学って書いてあったけど、期間は詳細には触れてなかったのでこのお話では綺羅羅ちゃんと二人揃って百鬼夜行前に停学にさせちゃいました。
単行本派の作者はまだキャラ掴めてないので… すみません＞＜

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