（武道side） ページ18
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マイキー君とドラケン君に案内されたのは一棟のアパートだった。
二階建ての10部屋割、大きくは無く 少し古びたカンジがいい味を出しているアパート。
そのアパートの二階、階段を登って二部屋目の扉。
表札には"綾小路"と書かれている。
…あ、綾小路だからアヤノ。
二人が話しているのをぼんやり眺めながらそんな事を考えていると───、
ピンポンピンポンピンポンピンポピンポピンピンピンピピピピンポーン
武「ちょっ マイキー君！？」
真顔でインターホンをリズムよく連打するマイキー君。
その横で「タケミっち、毎回これなんだよ」と呆れているドラケン君。
ドラケン君の声が聞こえたのか、マイキー君は「だってアヤノ居留守使う時あんじゃん」と弁解している。
マイキー君相手に居留守…！？
一体どんな子なんだ…！！？
おっかなびっくりでその"アヤノ"さんが出てくるのを待つが、再度インターホンを連打しても誰も出てこなかった。
マ「おっかしいなー」
ド「居ねーんじゃねーの？
だから先に連絡しろっつったろ」
マ「ちぇー、仕方ねーなー」
どうやら今日は本当に留守だったらしく、マイキー君は仕方なさそうにアドレス欄から"アヤノ"さんの番号を選んで通話ボタンをタップした。
───途端、俺達の後ろから聞こえてきた着信音。
振り返って下を見下ろすと、アパート手前の塀の隣に人が立っている。
後ろ姿だけでまだ顔は見えないが、背格好からして男。
二人と列んでも違和感の無い派手な銀髪に制服の着崩し。
横でドラケン君が「あ、アヤノ」と呟いたのが聞こえた。
やっぱりあの人が…！？
当初は勝手に女の子だと思っていただけに割増で心臓をバクバクさせている(恐怖で)と、その人はこちらを振り向いた。
かち合う視線。
顕になる顔。
滅多に見れない芸術品のような造りだ──！！
"アヤノ"さんはアイス片手に俺達から視線を外すと、スマホを取り出して耳に当てた。
アヤノさんの声は聞こえないが、マイキー君とこの距離で通話しているようだ。
マ「アヤノ、今俺から逃げようとした？？」
マ「でも昨日いつでも会いに来ていいって言った！」
…昨日も会っていたのに、今日も会いたかったって事？
マイキー君にとって、アヤノさんはどういう存在なんだ…！？
ふと気がつくと通話は終わっており、真下にまで歩いてきたアヤノさん目掛けて マイキー君が柵を越えて飛び降りていた。
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月18日 22時) (
レス) @page50 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
くろーーーー。 - (*´д`*)ﾊｧﾊｧ好きすぎる･･･！！！これからの物語めっちゃ期待してます！！！！！ (2021年11月30日 21時) (レス) @page4 id: 306f53c7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴奈 | 作成日時：2021年11月30日 15時
