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プレゼント! ページ24




キャアっと黄色い声が上がって ふ と我に返る。

そういえばここ… 店内じゃん!!


周りを見渡せば見事に注目を浴びており、流石に恥ずかしくなって頬に熱が集まってくる。



『っばか! 人前だぞ!?』


春「お前が煽ったのが悪りぃ。
 それと……



 人前じゃなきゃ"イイ"のか?」



ニヤリ、と意地悪く笑うはるち。


…敬語外せって思ってたけど、これはこれでヤバいかも。



『〜〜〜うっさい、とりあえず保留!
 買うもんは決まってるから先に外出てろ!馬鹿はるち!!』



目をつけていたリングも手に取って、一緒にお会計してもらう。

その際にタグを外してもらうのも忘れずに。

やっぱ自分で着けてやりたいじゃん?
首輪代わりなら尚更。その方が喜びそうだし。



お会計終わりに店員さんに「お幸せに!」って涙ぐみながら言われたんだけど この時の俺の心情を五文字以内で答えよ?


正解は ば か は る ち だ!!



包みは遠慮して、さっさと店を出る。

いいとこなのに来づらくなってしまったな…。



はるちは意外にも店の外で大人しく待っていた。



春「(あ"〜… クソかわいかったな)」


『おっ待たせ〜。とりあえず此処離れよーぜ』


春「…はい」



未だにチラチラ見てくる人達が居て、居た堪れない…。


再びはるちの手を取って歩き出そうとすると、その手を恋人繋ぎにされた。



『おっまえなぁ…!』


春「だってもう遠慮しなくていいですもんね?」



自分の美しさ解っててわざと満面の笑み浮かべてやがるコイツ…!

でも煽ったのは俺だから何も言えない。

真剣に考えて出した答えがアレだから仕方がないケド。



『…好きにしろ』


春「はい♡(耳真っ赤。キスより"こういうの"の方が照れんのか)」



上機嫌にニコニコしているはるちにバイクを駐車したとこを教えてもらって、そこまでこの状態のまま向かった。

これから会う度にこんなモーションかけられるって事? 精神的な疲れがすっごいな??





駐車場に着いてバイクに横向きに座ってもらう。


上着のポケットから先程買ったアクセサリーを取り出し、チェーンにリングを通してはるちの首に着けてやった。



春「蝶…、ですか」


『ん。俺って言ったらそのイメージなんでしょ?

 分かりやすいだろ』ニッ



さっきの仕返し、とばかりに目を合わせて微笑んで見せると、はるちはマスク越しでも分かるほど頬を赤く染めて乙女のように愛らしく微笑んだ。


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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇‍♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月18日 22時) (レス) @page50 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
くろーーーー。 - (*´д`*)ハァハァ好きすぎる・・・!!!これからの物語めっちゃ期待してます!!!!! (2021年11月30日 21時) (レス) @page4 id: 306f53c7de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴奈 | 作成日時:2021年11月30日 15時

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