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「……ルナにとって「特別大切」じゃなくても、僕はルナにプレゼントを渡したいんだ。だから、来年まで待ってくれないかな？」
『――ええ、もちろん。楽しみにさせてもらうわ！』
「ヒュー、お熱いお嬢様と英雄殿だねぇ」
「聖なるカップルかい？」
『茶化さないでください！』
「お前たち！ 静かに食事できないのか！？」
大人数で囲むご馳走は、身に染みるほど暖かくて、ちょうど心地よかった。
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ルナにとって今までで最高のクリスマスと誕生日になった。こんなにたくさんの人と過ごせるのは初めてだったのだから。それなのに――。
『……っ』
グリフィンドールの談話室の窓から、月の光がやわらかくさしこんでいた。身を隠すようにして腰をおろしたソファが、今にも崩れ落ちそうな心をゆっくりと支えてくれていた。
「……え、ルナ……？」
『っ、は……』
闇の中から現れたのはハリーだった。輝く銀色の布を手に持って、ルナの姿を驚くように見つめている。飛び上がってぱっと目元を隠したルナの頬は赤く染まっていた。
『どうして……』
「その……大丈夫？」
おずおずとルナの肩に手を置いたハリーの不器用さに、ルナはクスリと笑った。
「なんで笑って……」
『かわいい』
手を下ろし、少しだけはれた目元でハリーを優しく見つめる。
『ハリー、かわいい』
「……きみはとんだ人たらしだよ」
ルナはまた、ふふっ、と微笑んでから、ハリーの持つ布を指さして、『それはなに？』と聞いた。
「これ…透明マントっていうんだって。プレゼントで届いたんだ。お父さんのものだったらしい」
『きっと、ハリーのお父様の大切なものだったのね』
「うん。……そうだ、ルナも来る？」
『どこへ？ また決闘でもするの？』
ルナのその言葉を、ハリーは苦笑いで返した。ルナたちまでひどい目に遭わせてしまったのだ……もうごめんだ。
『冗談よ。夜の散歩、ってところかしら？』
「当たり」
そう言ってから、ハリーは透明マントをかぶって、人がひとり入れる分のスペースを広げた。
「おいで」
一年前は、想像もしなかっただろう。
誕生日の夜は、こんなにも明るく、暖かい日だなんて。
『ええ、もちろん！』
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セレーネ(プロフ) - マニ。さん» 最高だなんてもったいないお言葉、ありがとうございます！ボードの件ですが、リアルの関係で浮上率が低くなってきており、ご迷惑をおかけしてしまうと思いますので、お断りさせていただきます。これからも、こちらの作品をよろしくお願いいたします！ (1月30日 0時) (
レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - セレーネさん» ✉️。こんにちは！ハリポタ作品最高過ぎて受験の癒しとしてよく見ています！これからも体調の方とか気をつけて頑張ってください！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖、セレーネさん。☺️ (1月27日 18時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
セレーネ(プロフ) - クラゲさん» 大好きだと言っていただけてとても嬉しいです…！これからも頑張って更新していきますので、よろしくお願いいたします！ (1月15日 0時) (レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - 大好きな作品です！とても書くのが上手くて尊敬します！更新楽しみに待ってます！！ (1月13日 23時) (レス) @page16 id: a121ad2e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーネ | 作成日時：2023年11月20日 20時
