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「でも、どうしてハリーを殺そうとしたの？ 呪いをかけてるかどうかは一目でわかるわ。目をそらさずに見続けるの。スネイプは瞬きひとつしなかったわ」
『呪いから守ろうとする側も、目をそらさず、瞬きをしないわ』
突然のルナの言葉に、ハーマイオニーがぐっと押し黙った。
「おまえさんたちは間違っとる！俺が断言する」
ハグリッドは叫んだ。
「おまえさんたちは関係のないことに首を突っ込んどる。あれはダンブルドア先生とニコラス・フラメルの……」
「あっ！」
ハリーが声を上げた。
「ニコラス・フラメルっている人が関係してるんだね」
ニコラス・フラメル。その名前にどこか聞き覚え、見覚えがあることを、ルナはまだ言い出せそうになかった。
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十二月も半ばのある朝、目を覚ますとホグワーツは深い雪におおわれていた。ルナはハーマイオニーと中庭に出て小さな雪だるまを作り、クリスマスにそれぞれへ送り合うことにした。
本当はクリスマスに純血貴族のパーティーが行われるのだが、ルナは今年は出席しないことに決めた。パーティーなんかよりも、ホグワーツで過ごす方がよっぽどいいのだ。
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クリスマス休暇が明日に迫った昼休み、ルナ、ハリー、ロン、ハーマイオニーは図書館に向かった。四人はフラメルの名前を調べ続けていた。ルナがいくら思い出そうとしても、その名前をどこで見たのかわからない。不確かな情報を口にしても意味がないだけなのだ。しかし、目当ての情報はもちろん、それに関するような文言も何一つなかった。
「私が家に帰っている間も続けて探すでしょう？」
『もちろんよ。……ハーマイオニー、「あれ」……よろしくね』
「ええ！」
ルナとハーマイオニーの「贈り物」の事情を知らないハリーとロンは神妙な表情で顔を見合わせた。
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クリスマス休暇に入ると、今までにないような楽しいことがたくさんあった。ムーンライト館でひっそりと生きていたルナにとって、この時期はいつもより増して寂しさをふくらます時でしかなかった。
しかし、今ルナの隣には、ハリーがいる。そしてロンがいる。ハーマイオニーはいなくとも、贈り物の約束を交わしている。その事実が、ルナにとって何よりもの幸せだった。そんな幸せを体現するかのように微笑みながら、ルナはハリーとロンの「魔法使いのチェス」の対決のようすを眺めていた。
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セレーネ(プロフ) - マニ。さん» 最高だなんてもったいないお言葉、ありがとうございます！ボードの件ですが、リアルの関係で浮上率が低くなってきており、ご迷惑をおかけしてしまうと思いますので、お断りさせていただきます。これからも、こちらの作品をよろしくお願いいたします！ (1月30日 0時) (
レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - セレーネさん» ✉️。こんにちは！ハリポタ作品最高過ぎて受験の癒しとしてよく見ています！これからも体調の方とか気をつけて頑張ってください！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖、セレーネさん。☺️ (1月27日 18時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
セレーネ(プロフ) - クラゲさん» 大好きだと言っていただけてとても嬉しいです…！これからも頑張って更新していきますので、よろしくお願いいたします！ (1月15日 0時) (レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - 大好きな作品です！とても書くのが上手くて尊敬します！更新楽しみに待ってます！！ (1月13日 23時) (レス) @page16 id: a121ad2e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーネ | 作成日時：2023年11月20日 20時
