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ハリーはルナとハーマイオニーを振り返り、弱り果てて頼んだ。
「なんとかしてくれ」
ハーマイオニーが一歩進み出た。
「ネビル、ほんとに、ほんとにごめんなさい。――ペトリフィカス トタルス、石になれ！」
ネビルの両腕が体の脇にピチッと貼りつき、両足がパチッと閉じた。体が固くなり、その場でユラユラと揺れ始めた。
『ウィンガーディアム レヴィオーサ！』
ルナが杖を振った。床に倒れ込みそうだったネビルの体がふわりと浮き上がった。ルナが杖を器用に動かし、ネビルの体は、ゆっくりと優しく床に下ろされた。
「ネビルに何をしたんだい？」
「『全身金縛り』をかけたの。ネビル、ごめんなさい」
『床に打ちつけられたら痛いでしょう。だから、浮遊呪文をかけたのよ』
「こうしなくちゃならなかったんだ。訳を話してる暇がないんだ」
「あとできっとわかるよ。ネビル」
四人はネビルをまたぎ、透明マントをかぶった。
特に大きな問題もなく――強いて言えば、ピーブスにバレそうになり、ハリーが血みどろ男爵の声を真似て追い払ったことだろうか――、四人は四階の廊下にたどり着いた。扉はすでに少し開いていた。
「スネイプはもうフラッフィーを突破したんだ」
マントの中でハリーは三人を振り返った。
「君たち、戻りたかったら、恨んだりしないから戻ってくれ。マントを持っていっていい。僕にはもう必要がないから」
「バカ言うな」
「一緒に行くわ」
『何度も言わせないで』
ルナとロンとハーマイオニーが言った。決意に満ち、ハリーは扉を押し開けた。扉はきしみながら開き、低い、グルグルといううなり声が聞こえた。
「犬の足元にあるのは何かしら」
『ハープね。フラッフィーは音楽で眠るもの』
「スネイプが置いていったに違いない」
「きっと音楽が止んだとたん起きてしまうんだ。さあ、はじめよう……」
ハリーがハグリッドにもらった横笛を唇にあてて吹きはじめた。さっき寝室から取ってきたのだろう。そのうち、三頭犬はトロンとし、ぐっすり眠ってしまった。三人はソーッと仕掛け扉の方に移動し、犬の巨大な頭に近づいた。ロンが仕掛け扉の引き手を引っ張ると、扉が跳ね上がった。
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セレーネ(プロフ) - マニ。さん» 最高だなんてもったいないお言葉、ありがとうございます！ボードの件ですが、リアルの関係で浮上率が低くなってきており、ご迷惑をおかけしてしまうと思いますので、お断りさせていただきます。これからも、こちらの作品をよろしくお願いいたします！ (1月30日 0時) (
レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - セレーネさん» ✉️。こんにちは！ハリポタ作品最高過ぎて受験の癒しとしてよく見ています！これからも体調の方とか気をつけて頑張ってください！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖、セレーネさん。☺️ (1月27日 18時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
セレーネ(プロフ) - クラゲさん» 大好きだと言っていただけてとても嬉しいです…！これからも頑張って更新していきますので、よろしくお願いいたします！ (1月15日 0時) (レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - 大好きな作品です！とても書くのが上手くて尊敬します！更新楽しみに待ってます！！ (1月13日 23時) (レス) @page16 id: a121ad2e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーネ | 作成日時：2023年11月20日 20時
