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風をきるような音がして、クアッフルがゴールポストに吸い込まれていった。
「グリフィンドール 先取点！」
グリフィンドールの大歓声が寒空いっぱいに広がった。アンジェリーナとケイティがルナに嬉しそうに声をかけ、フレッドとジョージは棍棒を振り回して喜んでいた――ウッドはグーサインを出している。
ルナは上空に座を置くハリーを見上げ、そして満面の笑みを見せた。ハリーはうれしくてたまらないという表情でルナに笑い返した。
「さて、今度はスリザリンの攻撃です。チェイサーがものすごい勢いでゴ……ちょっと待ってください――あれはスニッチか？」
キラリと輝く金色の光線は、ルナの位置からも見てとれた。ハリーがスニッチを追い始める――風にゆれた黒髪が、スリザリンのシーカーと大接戦を繰り広げていた。
しかし、フリントがわざとハリーにぶつかり、グリフィンドール席から怒りの声がわきあがった。フリントの非行は反則とみなされ、グリフィンドールのペナルティー・シュートとしてケイティがクアッフルを投げ、見事に決まった。
試合再開だ。
スリザリンの得点を許した頃、グリフィンドールの観客席から悲鳴が上がった。最上段に席を陣取るロン、ハーマイオニー、ハグリッドたちが、ルナよりも高い空を見上げていた。
――まさか。そこには、箒に振り回されるようにして空中をジグザグに飛ぶ、ハリーの姿があった。
『…！』
「ルナ！ ハリーが！」
観客席からハーマイオニーの声が聞こえ、ルナは近づいた。その姿を咎めるものは誰もいなかった…みんな、ハリーの姿に恐怖で顔を引きつらせているのだ。
『ハリーにかぎってそんなこと……だって練習では……』
今やハリーは片手だけで箒にぶら下がっている。
「強力な闇の魔術以外、箒に悪さはできん」
その言葉を聞くやハーマイオニーは双眼鏡をひったくり、観客席の方を見回した。
「思ったとおりだわ。スネイプよ……見てごらんなさい」
ルナが観客席に目をやると、確かにスネイプがハリーから目を離さず絶え間なくブツブツつぶやいている。
「何かしてる――箒に呪いをかけてる」
『待って、ハーマイオニー。スネイプ先生とは限らないわ……あれは、クィレル先生？』
スネイプの近くに座るクィレルは、スネイプ以上に瞬きをせず、暗い目でハリーを見上げながら何かをつぶやいていた。
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セレーネ(プロフ) - マニ。さん» 最高だなんてもったいないお言葉、ありがとうございます！ボードの件ですが、リアルの関係で浮上率が低くなってきており、ご迷惑をおかけしてしまうと思いますので、お断りさせていただきます。これからも、こちらの作品をよろしくお願いいたします！ (1月30日 0時) (
レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - セレーネさん» ✉️。こんにちは！ハリポタ作品最高過ぎて受験の癒しとしてよく見ています！これからも体調の方とか気をつけて頑張ってください！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖、セレーネさん。☺️ (1月27日 18時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
セレーネ(プロフ) - クラゲさん» 大好きだと言っていただけてとても嬉しいです…！これからも頑張って更新していきますので、よろしくお願いいたします！ (1月15日 0時) (レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - 大好きな作品です！とても書くのが上手くて尊敬します！更新楽しみに待ってます！！ (1月13日 23時) (レス) @page16 id: a121ad2e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーネ | 作成日時：2023年11月20日 20時
