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「何で私なの？」
「あたりまえだろう。フリットウィック先生を待ってるふりをすればいいじゃないか」
『言い訳をつけて話を聞くのよ』
「ルナが乗り気だ、珍しい――ああ、フリットウィック先生。私、14bの答えを間違えてしまったみたいで、とっても心配なんですけど……」
「まあ失礼ね。黙んなさい！」
それでも結局ハーマイオニーがスネイプを見張ることになった。
「僕たちは四階の例の廊下の外にいよう。さあ行こう」
だがこっちの計画は失敗だった。例のドアの前に着いたとたん、またマクゴナガル先生が現れ、三人を談話室に追い返したのだ。一息つく間もなく、ハーマイオニーが入ってきた。
「ハリー、ごめん！ スネイプが出てきて、何してるって聞かれたの。フリットウィック先生を待ってるって言ったのよ。そしたらスネイプがフリットウィック先生を呼びに行ったの。だから私、ずっと捕まっちゃってて、スネイプがどこに行ったかわからないわ」
『気負いしないで、仕方がないわよ……』
「じゃあ、もう僕が行くしかない。そうだろう？」
三人はハリーを見つめた。蒼白な顔に緑の目が燃えていた。
「僕は今夜ここを抜け出す。『石』を何とか先に手に入れる」
「気は確かか！」
「だめよ！ 退校になっちゃうわ！」
『他の策を練り直した方が安全よ！』
「だからなんだっていうんだ？ もしスネイプが『石』を手に入れたら、ヴォルデモートが戻ってくるんだ。退校にされようにも、ホグワーツそのものがなくなってしまうんだ。グリフィンドールが寮対抗杯を獲得しさえしたら、君たちや家族には手を出さないとでも思ってるのかい？ もし僕が見つかったら、退校でダーズリー家に戻り、そこでヴォルデモートがやってくるのをじっと待つしかない。死ぬのが少し遅くなるだけだ。だって僕は絶対に闇の魔法に屈服しないから！ 今晩、僕は仕掛け扉を開ける。君たちが何と言おうと僕は行く。いいかい、僕の両親はヴォルデモートに殺されたんだ」
ひゅ、と息を呑む音がした。ルナだった。ルナは恐る恐るハリーを見つめると、意を決したように、震えた手をぎゅっと握りしめた。
『あなたの言う通りよ、ハリー。あなたの両親は奴に殺された。――正確には、私の両親も』
消え入るような声だった。それだけで、ハリーにはルナの覚悟が十分に伝わった。
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セレーネ(プロフ) - マニ。さん» 最高だなんてもったいないお言葉、ありがとうございます！ボードの件ですが、リアルの関係で浮上率が低くなってきており、ご迷惑をおかけしてしまうと思いますので、お断りさせていただきます。これからも、こちらの作品をよろしくお願いいたします！ (1月30日 0時) (
レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - セレーネさん» ✉️。こんにちは！ハリポタ作品最高過ぎて受験の癒しとしてよく見ています！これからも体調の方とか気をつけて頑張ってください！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖、セレーネさん。☺️ (1月27日 18時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
セレーネ(プロフ) - クラゲさん» 大好きだと言っていただけてとても嬉しいです…！これからも頑張って更新していきますので、よろしくお願いいたします！ (1月15日 0時) (レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - 大好きな作品です！とても書くのが上手くて尊敬します！更新楽しみに待ってます！！ (1月13日 23時) (レス) @page16 id: a121ad2e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーネ | 作成日時：2023年11月20日 20時
