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夜が明けて、晴れ渡った寒い朝が来た。学校中がクィディッチ競技場の観客席につめかけていた。ルナは、更衣室でクィディッチ用の真紅のローブに着替えていた。チェイサーのアンジェリーナ・ジョンソンとケイティ・ベルがルナに着方を教えてくれた。二人とも、ルナのことを「“月の姫”ちゃん」と呼んだので、ルナは顔を赤くした。
――やったことも、見たこともないクィディッチ。始めた触った箒。才能を見出された時の嬉しさ……。全てに見合った結果を残さなければ……母親であるシャインも、クィディッチの名選手だったのだ。ルナは、自分を鼓舞するように、ペンダントをぎゅっと握りしめた。
ルナはケイティの後について、大歓声に迎えられながらグラウンドに出た。
「さあ、皆さん、正々堂々戦いましょう」
ふと、旗が目に入った。「ポッターを大統領に」、「“月の姫”に勝利を！」――そんな言葉が点滅しながら、大観衆の頭上に高々とはためいている。
――大丈夫、きっと。ルナはニンバス2000にまたがった。
銀の笛が高らかに鳴った。試合開始だ。
「さて、クアッフルはグリフィンドールのアンジェリーナ・ジョンソンが取りました――なんて素晴らしいチェイサーでしょう。その上かなり魅力的であります」
「ジョーダン！」
「失礼しました、先生」
双子のウィーズリーの仲間、リー・ジョーダンが実況放送をしている。アンジェリーナがルナに目配せをした。ルナは宙に腕を伸ばした。
「ジョンソン選手、ルナ・ムーンライトにきれいなパス。ムーンライト選手は今回がデビュー戦です！」
グリフィンドールから大きな歓声が上がった。ルナがアンジェリーナにクアッフルを返すも、スリザリンが奪ってしまった。スリザリンのシュートをみごとに止めたウッドは、さすがのキャプテン魂と言ったところだろう。ケイティがクアッフルを取るも、ブラッジャーが後頭部にぶつかってしまう。フレッドかジョージかがスリザリンの進撃を阻止していた。
その時、ルナの目にはクアッフルがゆっくりとこちらに向かってくるように見えた。腕を伸ばすと、クアッフルは思いの外すんなりと腕の中におさまった。
「クアッフルはムーンライト選手の手に！ 前方には誰もいません！ いけっ、グリフィンドールの“月の姫”！！」
――いける！
敵を次々とかわし、ゴールポストめがけて、力いっぱいクアッフルを投げ込んだ。
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セレーネ(プロフ) - マニ。さん» 最高だなんてもったいないお言葉、ありがとうございます！ボードの件ですが、リアルの関係で浮上率が低くなってきており、ご迷惑をおかけしてしまうと思いますので、お断りさせていただきます。これからも、こちらの作品をよろしくお願いいたします！ (1月30日 0時) (
レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - セレーネさん» ✉️。こんにちは！ハリポタ作品最高過ぎて受験の癒しとしてよく見ています！これからも体調の方とか気をつけて頑張ってください！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖、セレーネさん。☺️ (1月27日 18時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
セレーネ(プロフ) - クラゲさん» 大好きだと言っていただけてとても嬉しいです…！これからも頑張って更新していきますので、よろしくお願いいたします！ (1月15日 0時) (レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - 大好きな作品です！とても書くのが上手くて尊敬します！更新楽しみに待ってます！！ (1月13日 23時) (レス) @page16 id: a121ad2e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーネ | 作成日時：2023年11月20日 20時
