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もはや、余計なことを考える暇はないとルナは思った。試験の日が近づき、その勉強に没頭していると、大幅減点による苦しみが、どこか忘れられる気がしたのだ。しかし、その考えがいとも早く打ち砕かれたのは、ルナ、ハリー、ロン、ハーマイオニーの四人で夜遅くまで勉強し、試験が一週間前に迫った日のことだった。
図書館で、ハーマイオニーがロンに天文学のテストをしているのを横目に、ルナが全員分の明日の復習課題を準備している時だった。一足先に帰ったはずのハリーが、息を切らして駆け込んできた。
ハリーは、今さっき見たという出来事を話し出した。教室から、今にも泣き出しそうなクィレルの声がし、それがまるで誰かに脅されているようだったという。しかも、クィレルは「わかりました」と口に出したというではないか。ハリーは、クィレルが遂にスネイプの脅しに降参したと考えたらしい。
『次から次へと……ホグワーツは忙しないわね』
「あぁ。でも、クィレルが『闇の魔術の防衛術』を破る方法を教えたとすれば、それはもう大問題だよ」
「でもまだフラッフィーがいるわ」
『図書室にこれだけの本があれば、三頭犬を出し抜く方法もどこかに書いてありそうだけど……。どうするの？』
「ダンブルドアのところへ行くのよ！」
「だけど、証拠はなんにもないんだ！ クィレルは怖気づいて、僕たちを助けてはくれない。スネイプは、ハロウィーンの時トロールがどうやって入ってきたのか知らないって言い張るだろうし、あの時四階に行かなかったってスネイプが言えばそれでおしまいさ。もう一つおまけに、僕たちは石のこともフラッフィーのことも知らないはずなんだ。これは説明しようがないだろう」
ハーマイオニーは納得した様子だったが、ロンはねばった。
「ちょっとだけ探りを入れてみたらどうかな……」
「だめだ。僕たち、もう十分に探りを入れ過ぎてる」
ハリーはきっぱりとそう言い切ると、木星の月の名前を覚えはじめた。
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翌朝、朝食のテーブルに、ルナ、ハリー、ハーマイオニー、ネビル宛の四通の手紙が届いた。
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処罰は今夜十一時に行います。
玄関ホールでMr.フィルチが待っています。
マクゴナガル教授
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セレーネ(プロフ) - マニ。さん» 最高だなんてもったいないお言葉、ありがとうございます！ボードの件ですが、リアルの関係で浮上率が低くなってきており、ご迷惑をおかけしてしまうと思いますので、お断りさせていただきます。これからも、こちらの作品をよろしくお願いいたします！ (1月30日 0時) (
レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - セレーネさん» ✉️。こんにちは！ハリポタ作品最高過ぎて受験の癒しとしてよく見ています！これからも体調の方とか気をつけて頑張ってください！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖、セレーネさん。☺️ (1月27日 18時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
セレーネ(プロフ) - クラゲさん» 大好きだと言っていただけてとても嬉しいです…！これからも頑張って更新していきますので、よろしくお願いいたします！ (1月15日 0時) (レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - 大好きな作品です！とても書くのが上手くて尊敬します！更新楽しみに待ってます！！ (1月13日 23時) (レス) @page16 id: a121ad2e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーネ | 作成日時：2023年11月20日 20時
