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「もうすぐだ！」
一番高い塔の下の階段にたどり着き、ハリーはハアハアしながら言った。
その時、目の前で何かが突然動いた。三人は物陰に小さくなって隠れた。数メートル先で二人の人間がもみ合っている姿がおぼろげに見える。ランプが一瞬燃え上がった。マクゴナガル先生が、ドラコの耳をつかんでいた。
「罰則です！ さらに、スリザリンから二十点減点！ こんな真夜中にうろつくなんて、なんてことを……」
「先生、誤解です。ハリー・ポッターが来るんです……ドラゴンを連れてるんです！」
「なんというくだらないことを！ いらっしゃい……あなたのことでスネイプ先生にお目にかからねば！」
それから後は、塔のてっぺんにつながる急ならせん階段さえ世界一楽な道のりに思えた。夜の冷たい外気の中に一歩踏み出し、三人はやっと透明マントを脱いだ。
「マルフォイが罰則を受けた！ 歌でも歌いたい気分よ！」
『それなら私は今すぐここで魔法の花火を打ち上げるわ！』
「歌わないでね。それと、花火もやめておこう」
ハリーが忠告した。
それから十分も経っただろうか、四本の箒が闇の中から舞い降りてきた。
チャーリーの友人たちは陽気な仲間だった。四人でドラゴンを牽引できるよう工夫した道具を見せてくれた。
「これは？」
一人がルナの貼り付けた封筒を指さして言った。
『ドラゴンの成長記録です。何かお役に立てると思って……無事に届けてください』
「まあ、いつの間にそんなものを用意していたの？」
ハーマイオニーが驚きの声を上げた。
ルナとハリーとハーマイオニーは四人と握手し、礼を言った。
ついにノーバートは出発した……だんだん遠くなる……遠くなる……遠くなる……見えなくなってしまった。無事に計画を達成することができて、身も心も軽く、三人はらせん階段を滑り降りた。しかし、廊下に足を踏み入れたとたん、フィルチの顔が暗闇の中からヌッと現れた。
「さて、さて、さて」
フィルチがささやくように言った。
「これは困ったことになりましたねぇ」
気の緩みか、はたまた悪運か。ルナは、衝撃のあまり天を仰ぎそうになる衝動を、必死に抑えた。三人は透明マントを塔のてっぺんに忘れてきてしまっていた。
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セレーネ(プロフ) - マニ。さん» 最高だなんてもったいないお言葉、ありがとうございます！ボードの件ですが、リアルの関係で浮上率が低くなってきており、ご迷惑をおかけしてしまうと思いますので、お断りさせていただきます。これからも、こちらの作品をよろしくお願いいたします！ (1月30日 0時) (
レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - セレーネさん» ✉️。こんにちは！ハリポタ作品最高過ぎて受験の癒しとしてよく見ています！これからも体調の方とか気をつけて頑張ってください！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖、セレーネさん。☺️ (1月27日 18時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
セレーネ(プロフ) - クラゲさん» 大好きだと言っていただけてとても嬉しいです…！これからも頑張って更新していきますので、よろしくお願いいたします！ (1月15日 0時) (レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - 大好きな作品です！とても書くのが上手くて尊敬します！更新楽しみに待ってます！！ (1月13日 23時) (レス) @page16 id: a121ad2e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーネ | 作成日時：2023年11月20日 20時
