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夕日がホグワーツ城を照らしていた。ルナは箒置き場にニンバス2000を置きにきた。先ほどの歓声が耳から離れない……前回の試合では、ルナにも向けられていたものだった。
「ルナ！ やっと見つけた！ 探していたんだよ！」
箒置き場の扉をバタンと閉めた時、ニンバス2000を手に駆け寄ってきたのはハリーだった。
「グリフィンドールが首位に立ったんだ！ 僕、スネイプに目にもの見せてやったよ！ ……ルナ？ どうしたの？」
『いいえ、別に……何ともないわ』
「嘘だ。何ともなかったら、ルナは先に帰ったりなんかしない。ルナはいつも授業に遅れそうな僕たちを気遣ってくれる」
不思議と、笑みが溢れた。ハリーといると、ルナは気持ちが落ち着く。
『ハリー、今日の試合かっこよかったわ』
「え？ それは…あ、ありがとう」
『私、今日、一回もクアッフルを触っていないの。試合に何も貢献できていない。得点だって許してしまったわ。他のことに気を取られるなんて、チェイサー失格よ』
「ルナが悪いわけないよ。ルナがクアッフルを触っていないのは、アンジェリーナとケイティが頑張ったってだけさ。それに、得点を許したっていうのは、スネイプがグリフィンドールを嫌っているからだよ。でも、僕はスニッチを取った。あいつの目の前で！ 言っちゃ悪いけど、ルナの仇だよ！」
照れくさそうに言ったハリーの言葉に、ルナはすんなりと納得できた。自分の分を誰かが頑張ってくれただけ。それなら、次の試合では恩返しのように、自分もまた頑張ればいいのだ。
『そうね……ハリーが私の仇を……ふふっ。ありがとう』
「よかった」
ハリーはルナに手を差し伸べた。ルナはその手をゆっくりととる。
「夕食、一緒に行こうよ」
『ええ！』
しかし、その時、城の正面の階段をフードをかぶった人物が急ぎ足で降りてきた。あきらかに人目を避けている。禁じられた森に足早に歩いていく。ハリーは気づかれないようにルナを引き寄せた。「スネイプだ」とハリーが耳元で呟いた。
「――予定変更、してもいいかな？」
『もちろんよ』
ハリーがニンバス2000に飛び乗った。
「乗って！」
ルナはおそるおそるハリーの後ろに乗り、落ちないようにぎゅっと抱きついた。
『ニンバス2000は一人乗りよ？』
「さぁね――ルナ、これは秘密だからね？」
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セレーネ(プロフ) - マニ。さん» 最高だなんてもったいないお言葉、ありがとうございます！ボードの件ですが、リアルの関係で浮上率が低くなってきており、ご迷惑をおかけしてしまうと思いますので、お断りさせていただきます。これからも、こちらの作品をよろしくお願いいたします！ (1月30日 0時) (
レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - セレーネさん» ✉️。こんにちは！ハリポタ作品最高過ぎて受験の癒しとしてよく見ています！これからも体調の方とか気をつけて頑張ってください！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖、セレーネさん。☺️ (1月27日 18時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
セレーネ(プロフ) - クラゲさん» 大好きだと言っていただけてとても嬉しいです…！これからも頑張って更新していきますので、よろしくお願いいたします！ (1月15日 0時) (レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - 大好きな作品です！とても書くのが上手くて尊敬します！更新楽しみに待ってます！！ (1月13日 23時) (レス) @page16 id: a121ad2e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーネ | 作成日時：2023年11月20日 20時
