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ハリーはポケットを探って蛙チョコレートを取り出し、ネビルにそれを差し出した。
「マルフォイが十人束になったって君には及ばないよ。組分け帽子に選ばれて君はグリフィンドールに入ったんだろう？ マルフォイはどうだい？ 腐れスリザリンに入れられたよ」
「ありがとう……僕、もう寝るよ……カードあげる。集めてるんだろう？」
ネビルが行ってしまってから、ハリーは「有名魔法使いカード」を眺めた。
「またダンブルドアだ……」
ハリーは息をのんだ。カードの裏を食い入るように見つめ、そしてルナとロンとハーマイオニーの顔を見た。
「見つけたぞ！ フラメルを見つけた！ 『ダンブルドア教授は特に、一九四五年、闇の魔法使い、グリンデルバルドを破ったこと、ドラゴンの血液の十二種類の利用方の発見、パートナーであるニコラス・フラメルとの錬金術の共同研究などで有名』」
ハーマイオニーは飛び上がり、女子寮への階段を脱兎のごとくかけ上がっていった。巨大な古い本を抱えてハーマイオニーはすぐに戻ってきた。
「この本で探してみようなんて考えつきもしなかったわ。ちょっと軽い読書をしようと思って、ずいぶん前に図書館から借り出していたの」
「軽い？」
「今は黙って。――これだわ！ これよ！ ニコラス・フラメルは、我々の知るかぎり、賢者の石の創造に成功した唯一の者！ ほら、ここ……読んでみて」
錬金術とは、『賢者の石』といわれる恐るべき力をもつ伝説の物質を創造することに関わる古代の学問であった。この『賢者の石』は、いかなる金属もを黄金に変える力があり、また飲めば不老不死になる『命の水』の源でもある。
『賢者の石』については何世紀にもわたって多くの報告がなされてきたが、現存する唯一の石は著名な錬金術師であり、オペラ愛好家でもあるニコラス・フラメル氏が所有している。フラメル氏は昨年六六五歳の誕生日を迎え、デボン州でペレネレ夫人(六五八歳)と静かに暮らしている。
『なるほど…あの犬は『賢者の石』を守っているのね。フラメルさんがダンブルドア校長に保管を頼んだわけだわ。誰かが狙っていることも気づいていたはずだものね』
「金を作る石、決して死なないようにする石！ スネイプがねらうのも無理ないよ」
「それに『魔法界における最近の進歩に関する研究』に載ってなかったわけだ。だって六六五歳じゃ厳密には最近と言えないよな」
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セレーネ(プロフ) - マニ。さん» 最高だなんてもったいないお言葉、ありがとうございます！ボードの件ですが、リアルの関係で浮上率が低くなってきており、ご迷惑をおかけしてしまうと思いますので、お断りさせていただきます。これからも、こちらの作品をよろしくお願いいたします！ (1月30日 0時) (
レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - セレーネさん» ✉️。こんにちは！ハリポタ作品最高過ぎて受験の癒しとしてよく見ています！これからも体調の方とか気をつけて頑張ってください！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖、セレーネさん。☺️ (1月27日 18時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
セレーネ(プロフ) - クラゲさん» 大好きだと言っていただけてとても嬉しいです…！これからも頑張って更新していきますので、よろしくお願いいたします！ (1月15日 0時) (レス) id: 69f9028131 (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - 大好きな作品です！とても書くのが上手くて尊敬します！更新楽しみに待ってます！！ (1月13日 23時) (レス) @page16 id: a121ad2e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーネ | 作成日時：2023年11月20日 20時
