俺、ただの人間なので。

面白い話 ページ1

この日本支部は誰かに逆らわず
従順にしたがい目立たず生きていくことが

楽なものである

例えば


承太郎「体の方はどうだ、花京院」

花京院「だいぶ良くなりましたよ
　 前の任務は随分無理しましたからね」



あれは”スタンド”という超能力を使う
おっかない奴らだ

この前なんて間地かで見ていたが
商談決裂し銃を突き付けてきた相手に素手で戦っていた

怖すぎるだろ、人間じゃねぇ



仗助「あ、いたいた
　 承太郎さーん！花京院さーん！」


あれは髪型について言えば
面倒くさいことになる

この前それで工作員がボコボコに
されていたのを見たことがある


康穂「ねぇ定助〜、聞いてるぅ〜？」

定助「聞いてる聞いてる」


・・・あれはそうだな
なんたってジョースターの血統だからな

関わったら結局面倒くさいことになる




というかなんだよ
まだ昼前なのになんで食堂に来るんだよ

ぞろぞろと来やがって

どいつもこいつも能力者・・・・
”スタンド使い”である



「あ、ここ空いてる？」

『空いてないから違うとこ座・・・
まてお前、何持ってんだ』


「え、クサヤ」


『コノヤロウッ』



直ぐに同じ部署の同僚マメガシから距離を取るも
ひょこひょこと後を追いかけてくる

くせぇんだよ
なんでクサヤなんて持ってんだよ

ふざけんな



ﾏﾒｶﾞｼ「なぁ〜午後からどうせ暇だろ
牛丼食いに行こうぜ」


『今昼食ってんだろうがっ！！！！！』


ﾏﾒｶﾞｼ「あ、そうだな」



ガハハと豪快に笑うマメガシを
不思議そうに周りが見てくる

恥ずかしい
この上なく恥ずかしい




『はぁ・・・』



俺は”今”はただの工作員


ﾏﾒｶﾞｼ「なぁなぁ〜聞いてるぅ〜？
　 そうだ！作業室行こうぜ！どうせ2人だけだし！」



『分かった
分かったから口開けんな クセぇんだよ』




大人しく、目立たず、楽に生きたいのである

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