最強と最狂2【呪術廻戦】

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痙攣を繰り返すAを泣きながら押さえつけて
注射を打つ硝子。














虎杖「先生、…ちょっと出ます。」













悠仁が涙をポロポロと流して出ていった。












機械の音が不規則に鳴っている。
血まみれで拘束された足と腕は紫に腫れ上がる。











何かに取り憑かれたようにもがき苦しむA。














五条「っ、」












立っていられなくてその場にしゃがみ込む。
視界が歪んでぼやける。














いつも使ってる左腕は指先から肘の上まで
気味の悪い紫の螺旋が広がって血管が浮き上がっている。















なんで広がってんの。
Aの体、どうなってんの。











硝子は泣きながらごめんと叫んでいる。
なに？俺だけ知らなかった感じか。



















傑みたいに、何も言わずにお前もいなくなるの？
あいつは生きてるけど。お前はさ、死んでしまうの？














嫌だ。無理だ。
こんなのもう無理だ、辛い。

















心がぐしゃりと壊れる。

















今までの人生、














楽しかったのは俺だけ？



















最強と最狂はずっと一緒にいるんじゃねーの？
なあA、お前、やめてくれよ。















どこにも行くな、どこにも行くな。
やめてくれ。



















五条「ひとりぼっちにしないで、」

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