最強と最狂2【呪術廻戦】

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『それで、何かあった？』













水滴がついたコップの水を
ごくごくと飲み干して俺を見つめた。



















違う。
何かあったのは八神先生の方だ。



















伏黒「いえ、ただ先生と飯を食べたかった。
それだけでは誘う理由になりませんか？」













『嬉しい。
しかもこうして2人なんて初めてだ。』












伏黒「あいつらがいればぎゃーぎゃー騒いで
先生とちゃんと話せません。」












俺はいつも八神先生のことを
見つめているだけで虎杖と釘崎に取られっぱなしだ。
五条先生の嫉妬も酷いものだ。













『そっか。』











ほら、その笑顔。
2人が騒ぐ中俺が話さないでいると
チラッとこっちを確認して目が合うと優しく微笑むんだ。












先生は無意識にやっているんだろうけれど
こっちからすればかなりくるものがあって照れる。



















まるで、












俺は君のこと見てるよと言われてるみたいで。


















伏黒「先生はどうしてそんなに優しいんですか？
疲れませんか？」



















この前先生の表情が気になっていた。
朝練。木の下で揺れる木漏れ日、












タオルで額の汗を拭って
ぼーっと何も見えていないような
儚い表情を浮かべる。


















知らないだろうけど。
先生に出会ってからずっと貴方のことを見ている。
一番に尊敬しているからだ。















『そんな風に考えたことなかったな。』
















やはり残る違和感。
気のせいであってほしいけれど、
いつもとどこか雰囲気が違う気がするんだ。

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